80年代
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【入門解説】ジュース・ニュートン〜テイラー・スウィフトの大先輩/80年代を彩ったカントリー・ミュージック界の姉御の魅力に迫る〜

ジュース・ニュートンの解説
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カントリー・ポップは人気な音楽ジャンル。

日々進化しつずけ、2019年リル・ナズ・Xとビリー・レイ・サイラスの「Old Town Road」ではラップとの組み合わせで新たな発展、進化をしています。

ポップ化はより加速し90年代にはシャナイア・トウェインやフェイス・ヒル、シェリル・クロウ。

2000年代にはテイラー・スウィフトなど第一線で活躍している女性カントリーミュージシャンが登場。全米チャートにも降臨するほどです。

そんな彼女らに影響を与えたのは、80年代カントリー・ポップの界の姉御ジュース・ニュートンでしょう。

この記事でわかること
  • ジュース・ニュートンの魅力
  • カントリー・ポップとは何か?
  • 80年代のカントリーのヒットの背景
  • 新旧のカントリーポップについて
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カントリー・ポップってなに?

カントリー・ミュージックのジャンルのひとつ。

60年代から徐々に現れアメリカ、テネシー州ナッシュビルの人々に「ナッシュビル・サウンド」という愛称で知られていたものが始まりです

その後メインストリームの音楽(ポップスなど)とのつながりを持ち始めたのをきっかけに、70年代に独自の音楽ジャンルとして認識されました。

またナッシュビルがカントリーの中心的な場所として知られ始める一方で、

西海岸で対抗するように発展した「ベーカーズフィールド・サウンド」(別名:ナッシュビル・ウエスト)もありました。

いわゆるカントリー・ロックの発祥の地、今のイーグルズなどのバンドはこのサウンドの影響を受けています。

80年代にカントリーがヒットした背景

そんなカントリー・ポップの熱が熱くなったのは80年代。

いったいなぜ広まったのでしょう。

要因は主に3つ

カントリーのヒット3要素
  • 70年代ポップシンガーたちのカントリー参入
  • カントリー映画のヒット
  • MTVの登場

カントリーがヒットした背景①:70年代ロック・ポップシンガーたちのカントリー参入

哀愁漂う田舎のアメリカのカントリーとロック、ポップが融合して発展していったのがこの70年代から80年代です。

1971年には、ジョン・デンバー「Take Me Home Country Roads」がNo. 1ヒット

ジョン・デンバーの “Take Me Home Country Roads” (1971年)

日本ではジブリ映画『耳をすませば』の「カントリーロード」でよく知られてますね。

オリビア・ニュートン・ジョンもこの曲をカバーして有名です。

つる
つる

1976年の「Fly Away」という曲でデュエットをしているよ。

【出典】Olivia Newton-John (@therealonj) Instagramより

オーストラリアから来たオリビア・ニュートン・ジョンの「Let Me Be There」が全米TOP10入りし、同年にグラミー賞の最優秀女性カントリー・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞します。

彼女はその後もヒット曲を飛ばし、

1978年にミュージカル映画『グリース』でジョン・トラボルタとのデュエット曲「愛のデュエット」(You’re The One That I Want)がヒット。

アルバムもNo. 1になるほどです

ジョン・トラボルタ&オリヴィア・ニュートン・ジョンの “You’re The One That I Want” (1978年)

また、60年代からストーン・ポニーズというグループで活躍していたリンダ・ロンシュタットがソロ活動を始めます。

リンダは5枚目のソロアルバム『悪いあなた』(Heart Like a Wheel)の “I Can’t Help It (If I’m Still in Love With You)” で最優秀女性カントリー・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞。

つる
つる

エミルー・ハリスは同曲のボーカルも務めているよ。

リンダ・ロンシュタットの “I Can’t Help It (If I’m Still in Love With You)” (1974年)

ポップ・チャートとカントリー・チャートの両方で上位にランクイン、ジャンルの垣根を超えたクロスオーバー・ミュージックを確立していきました。

カントリーがヒットした背景②:カントリー映画がヒットする

1981年から1989年まで任期を務めたアメリカのレーガン大統領の影響もあってかカントリーブームの後押しになりました。

ちなみにロナルド・レーガンは元々ハリウッドの俳優で、西部劇や戦争映画などに出ていました。

つる
つる

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でドクとマーティの会話の中で未来の大統領は誰かというくだりがあるんだけど、レーガンが大統領だと知ったドクは「あの俳優の」とつっこむシーンがあるよ。

1980年に公開されたカントリー映画
映画公開日ヒット曲サブスク(Filmarks調べ)
『アーバン・カウボーイ』1980年Johnny Lee – “Lookin’ for Love” Amazon Prime(レンタル/購入)
『歌え!ロレッタ愛のために』1980年Loretta Lynn – “Coal Miner’s Daughter” Amazon Prime(レンタル/購入)
『9時から5時まで』1980年Dolly Parton – “9 to 5”Disney+
『忍冬の花のように』1980年Willie Nelson – “On the Road Again” なし

映画『アーバン・カウボーイ』では、

ジョン・トラボルタ演じる青年とカントリーバーで出会う女性との恋愛映画が公開されます。

ジョニー・リーの “Lookin’ For Love” (1980年)

伝記映画『歌え!ロレッタ愛のために』は、

カントリー歌手ロレッタ・リンの半生を描きました。

ロレッタ・リンの “Coal Miner’s Daughter” (1971年)

コメディ映画『9時から5時まで』では商業的にはイマイチでしたが、

カントリー歌手、ドリー・パートンの主題歌「9 to 5 」がヒット。

ドリー・パートンの “9 to 5” (1980年)

そのほかにも御歳90を迎えたカントリー歌手、ウィリー・ネルソン主演の映画『忍冬の花のように』のサウンドトラックがヒットするなど、

映画を通してカントリーが幅広い世代に広まっていきました。

ウィリー・ネルソンの “On the Road Again” (1980年)
テキーラ
テキーラ

1980年だけでも4本のカントリー関連の映画が出てるな〜

興味深い

カントリーがヒットした背景③:MTVの登場

1981年に開局したMTV、24時間365日流れる音楽専門番組です。

最初に流れたミュージック・ビデオはバグルズの「ラジオスターの悲劇」でした。

まさにこの曲が物語るように80年代はラジオからTVの時代に移り視覚的に音楽を楽しむ時代に変化していったのです。

つまりMTVによるミュージックビデオ発展でカントリー熱が高まった要因の一つ考えられます。

そして1981年のジュース・ニュートンの「夜明けの天使」MTVで初めて放送されたカントリーミュージックビデオとしても知られています。

【出典】Juice Newton – Angel Of The Morning (Official Music Video)

ちなみに放送初日に登場した女性ソロアーティストで、パット・ベネター、カーリー・サイモンに次ぐ3人目です。

女性カントリーシンガー、ジュース・ニュートンとは

ジュース・ニュートンの簡単な紹介

【出典】Juice Newton Music Facebookより

ジュース・ニュートン概要
  • 80年代にブレイクしたカントリー・ポップ歌手
  • 代表曲は「夜明けの天使」、「クイーン・オブ・ハート」
  • カントリーとポップの要素を巧みに組み合わせた音楽を展開

80年代を代表するカントリー・ポップ歌手。

10代の頃にロック、ソウル、ポップなどに影響されフォークを始める中でカントリーに出会い、1981年に「夜明けの天使」(Angel Of The Morning)でブレイク

「夜明けの天使」「クイーン・オブ・ハート」はカントリーポップのアレンジが施されクロスオーバーヒット。

一躍スターの座につきます。

では早速彼女のキャリアを深掘りしていきましょう。

ディクシー・ピーチ時代

彼女はニュージャージー州出身、ヴァージニア州ヴァージニア・ビーチで育ち。

高校入学時に母親がギターをプレゼントしてくれたことをきっかけにフォークに夢中になります。

高校卒業後はカリフォルニア州ロスアルトスのフットヒルカレッジに通い、地元のフォーク・クラブや喫茶店でフォークを演奏し始めます。

この時にギタリストでソングライターのオッタ・ヤングと出会います。

2人はフォークロックバンド、ディクシー・ピーチを結成。

ノース・カリフォルニア周辺のバーで演奏するようになりました。

ジュース・ニュートン&シルバー・スパー時代

【引用】https://groovyhistory.com/juice-newton/6

ディクシー・ピーチ解散後、

ジュース・ニュートンとオッタ・ヤングに、セーフ・ウェイというスーパーマーケットで勤務をしていたトム・キーリーを加え、ジュース・ニュートン&シルバー・スパーを結成。

当時流行っていた西海岸のカントリー・ロックのサウンド(ベーカーズフィールド・サウンド)で成功を収めます。

ファンの規模が大きくなると確信したバンドはロサンゼルスに拠点を移動。

1975年に、レコーディング・エンジニアのジェリー・ストラウドに認められて、彼の協力の元でデモ・テープを作成。

RCAレコードと契約しデビューアルバム『ジュース・ニュートン&シルバー・スパー』をリリースします。

1976年シングル「Love Is a Word」がシングルカット、

しかし、2作目の『After the Dust Settles』は前作ほど注目はされず、その後契約解除。

解散してしまいます。

ソロ時代

シルバー・スパー解散後もジュース・ニュートンとオッサ・ヤングは二人三脚で製作し続けます。

ニュートンはバックバンドとして活躍。

元フリートウッド・マックのボブ・ウェルチのソロデビューアルバムの楽曲「Ebony Eyes」でバックボーカルを務めるなどの活躍をします。

ボブ・ウェルチの “Ebony Eyes” (1977年)

1978年からソロ歌手として活躍。

Capitolと契約し『Well Kept Secret』でソロデビューします。

「愛は哀しくて」(It’s a Heartache)はキャリア初のチャート入りを果たします。

世界6カ国でNo. 1になったウェールズの歌手、ボニー・タイラーのバージョン
つる
つる

ボニー・タイラーとの競作で同時期にロニー・スペクターのバージョンも存在するよ

1981年に『Juice』をリリース、このアルバムが大ヒット。

「夜明けの天使」(Angel of the Morningはポップチャート4位に。

カントリー・チャートでは22位となります。

(オリジナルはエヴィ・サンズの1967年の楽曲)

「クイーン・オブ・ハート」(Queen of Heartsはポップチャート2位、カントリーチャート14位とよりヒットを飛ばしました。

「甘い出来事」(The Sweetest Thing (I’ve Ever Known))で最大のヒットを飛ばしカントリー・チャートで1位、ポップ・チャート7位。

アルバムは1981年8月13日にゴールドディスクを、1982年1月5日にプラチナディスクを獲得。(オリジナルはシルバー・シュプールのデビューアルバムに収録)

【参考】RIAA Gold & Platinum

1981年の「夜明けの天使」(Angel of the Morning)は、同年開局したMTVで初めて放送されたカントリーミュージックビデオになります。

1982年『Quiet Lies』が発売、アルバムからヒット「愛のサンシャイン」(Love’s Been a Little Bit Hard on Meはトップ10入りのヒット。

つる
つる

80年代のシンセサウンドがすごく輝いているナンバーだよ

アルバムはグラミー賞最優秀カントリーパフォーマンスを受賞

最優秀女性ボーカル賞にノミネート、「夜明けの天使」はポップ部門、「クイーンオブハーツ」はカントリー部門にノミネートされます。

年末にはゴールドディスクに輝き、カントリーとポップスの両ジャンルで名を弾ませ広く知られるようになりました。

オーストラリアでトップ・インターナショナル・カントリーアーティストを受賞。1982年にはカントリー・バンドのアラバマとツアーをしました。

テキーラ
テキーラ

オリビア・ニュートン・ジョンの出身地であるオーストラリアでもヒットしたんだね

1983年にリリースのアルバム『私のイマージュ(Dirty Looks)』は、ロックなイメージを全面に出し、今までのカントリーやポップの歌声とは違う一面を表したアルバムでした。

1984年のアルバム『オールナイトは待てない』(Can’t Wait All Night)からポップから離れ再びカントリーにシフトチェンジ、

1985年にリリースのアルバム『Old Flame』はカントリーでのブレイクスルー作品になりました。

エディ・ラビットとのデュエット作品 “Both to Each Other (Friends & Lovers)” を含む3曲がナンバーワンヒット。

アルバムAin’t Gonna Cry』を最後に90年代からはクラブでポップスをメインに演奏するようになります。

2009年には長年の音楽パートナーのオッタ・ヤングが癌で亡くなってしまいますが、

その後もデュエットアルバムやベストアルバムなどを発表。

2016年映画『デッドプール』のオープニングで使用され、ビルボードカントリーチャートで43位、Spotifyワールドミュージックチャートで3位に再び脚光を浴びたり、

2021年の映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』ではクライマックスシーンで使用されたりとリバイバルヒットしています。

つる
つる

大どんでん返しだよ

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ジュース・ニュートンの3つの魅力

60年代のポップやニューウェーブをルーツとしたサウンドが特徴ジュース・ニュートン、なぜ人気なのでしょう?

3つのカテゴリーから考察していきましょう

ジュース・ニュートンの魅力
  • 色褪せない美曲
  • ビジュアルと声
  • コミカルなミュージックビデオ

ジュース・ニュートンの魅力①:色褪せない美曲

ジュース・ニュートンの音楽には大きな変化は少ない一方で、郷愁漂う音作りがなんとも言えないのが魅力です。

もともと彼女はカントリーではそこまで人気ではなかったのですが、前述したようにカントリー・ミュージックとポップの波に乗り人気が出ました。

具体的なサウンドはカントリーミュージック特有の音を奏でるペダル・スティール・ギターとバンジョーに、60年代のハーモニーと70年代のロックのエッセンスを加えポップ感を出す事によって人気が出ました。

アルバム『Juice』の ”Headin’ For A Heartache” のイントロはブラック・サバスの ”Sabbath Bloody Sabbath” を思わせるヘヴィーで力強い音を出してからブルース、ロックを基調とした曲調へと変化していきます。

このように複数のジャンルの音を取り入れ、幅広いファン層に向けて音作りをしていると考えられます。

1981年リリースのアルバム『Juice』からの一曲。
1973年ブラック・サバスの5枚目のアルバム『血塗れの安息日』からの一曲。

ジュース・ニュートンの魅力②:美しいビジュアルと声

【引用】https://groovyhistory.com/juice-newton/6

美人で透き通る声が魅力です。

見た目も女優のジェイミー・リー・カーティス並み。

今のカントリーポップ、ポップ界の女王ことテイラー・スウィフトと共通しているのがこの点とも言えるでしょう。

テイラー・スウィフトは初期こそカントリー要素が豊富でしたが、近年はエレクトロポップなどを取り入れたポップスターと変化しました。

これは、彼女が90年代のシャナイア・トウェインやフェイス・ヒルなどポップ要素の勝るアーティストの影響をダイレクトに受けているからでしょう。

一方ジュース・ニュートンの場合は、70年代西海岸で盛んなカントリー・ロックやフォークなど土着の音楽ルーツを持った音楽をベースにしているため郷愁漂う歌声を持っていると考えられます。

そして彼女の優しい声の要素を持ったまま、メインストリームの曲と融合させ80年代にヒットすることができたと考えられます。

ジュース・ニュートンの魅力③:ストーリー性のあるコミカルなミュージックビデオ

MTVによって80年代に入ってからは音楽は映像とともに楽しむものに変化しました。

そんな中ジュース・ニュートンのミュージックビデオは笑ってしまう内容の作品があります。

特に以下2作品は必見です。

「Queen of Hearts」

【出典】Juice Newton – Queen Of Hearts

信用できない恋人に恋をした女性の物語を語った曲。

それが悪いことだと分かっていてもついつい一緒にいてしまう女心が歌詞にも現れています。

そんな内容を反映させたコミカルなミュージックビデオは、男女お互いの心をもて遊ぶような内容に仕上がっています。

「Love’s Been a Little Bit Hard on Me」

【出典】Juice Newton – Love’s Been A Little Bit Hard On Me

見てもらった通り度を超えたコメディビデオですよね。

家まで車で迎えに来てくれたドジな恋人にドアに足を挟まれ、振り返り際に松葉杖にぶつかられ、最後は崖から車椅子ごと落下。

このミュージックビデオは高く評価され1982年には、

「the American Video Association」で「Video of the Year」を受賞しています。

つるおすすめ4曲

ジュース・ニュートンのおすすめ曲①: Queen of Hearts

前述した通り、信用できない恋人に恋をした女性の物語を語った歌です。

【出典】RetroNewsNow (@RetroNewsNow) Xより

ハートの女王と遊ぶ

それがダメなことと分かっていても

ジョーカーだけが愚か者ではないのよ

あなたのために何でもする人がいるから

(管理人による和訳)

この歌の歌詞には、ギャンブルの隠喩を使った表現が所々にあります。

例えば、ジョーカーは場の流れを変えてしまうゲームプレイヤーにとって厄介な存在ですし、

ハートのクイーンは旧約聖書のユディトという人物をモチーフにしており、

敵軍の召使いに装い大将の首を狩ったという話があります。

それとユディトは英語でJudithと書きます。

偶然にもジュース・ニュートン(Juice Newton)の本名

ジュディス・ケイ・ニュートン(Judith Kay Newton)と一致するのも何か運命的な曲との出会いを感じます。

ジュース・ニュートンのおすすめ曲②: Love’s Been a Little Bit Hard on Me

邦題は「愛のサンシャイン」。

うーん、テンポ感とかマイケル・ボディカーが奏でる明るいシンセサイザーの音色からするとそんなタイトルも付けられるかなといった感じの曲です。

ちなみに歌詞には「サンシャイン」なんて言葉は出てきません。

原題「Love’s Been a Little Bit Hard on Me」訳すと「恋って少しきついの」となりますが、ミュージックビデオを観る限り半殺しにかかってくる内容です。

テキーラ
テキーラ

このビデオはマジで最高だよな

ジュース・ニュートンのおすすめ曲③: Angel of the Morning

邦題は「夜明けの天使」

ジュース・ニュートンの最も知名度の高い曲です。

ジュース・ニュートン以外にもオリビア・ニュートン・ジョンやプリテンダーズもカバーする人気曲です。

のちに言及しているのですが、60年代にこの曲を歌ったメリリー・ラッシュはレゲー歌手シャギーのカバー・バージョンがお気に入りで、ジュースのはメロディを変えているので聞いてられなかったらしいです。

ジュース・ニュートンのおすすめ曲④:The Sweetest Thing (I’ve Ever Known)

邦題は「甘い出来事」

オリジナルはシルバー・スパー時代からの楽曲です。

オリジナルバージョン(ジュース・ニュートン&シルバー・スパー)

その後、1981年のソロアルバム『Juice』に再収録し、翌1982年1月30日付のビルボード・カントリーシングルチャートでNo. 1に輝いています。

彼女の初のナンバーワン・ヒット・ソンングでもあります。

この曲についてジュースは以下のようなコメントをしています。

The Sweetest Thing I’ve Ever Known is a song that was written by a guy I’ve worked with for years, his name was Otha Young.

It was such a love song that people have played it at their weddings and anniversaries, and it’s such a touching song that it will always be very special, and it’s a song that we, as a band, enjoy doing and giving to the people in the audience.

「The Sweetest Thing (I’ve Ever Known)」は、私が何年も一緒に仕事をしていたある人物が書いた曲です。彼の名前はオサ・ヤング。

この曲はラブソングで、結婚式や記念日に流すほど感動的な曲です。いつまでも特別な存在であり、私たちバンドとしても楽しみながら、観客の皆さんに届けることができる曲です。

つる
つる

結婚式に流すのもありだね〜

まとめ:ツアーを引退しても生き続けるジュース・ニュートンの素晴らしさ

【引用】https://juicenewtonmusic.com

カントリー・ポップの歴史から、ジュース・ニュートンの魅力や歌の考察をお届けしてきました。

長年愛される楽曲を作り、今でも映画やドラマで使われるジュース・ニュートン。

彼女の優しい歌声にはどこか懐かしさを感じさせ、魔法をかける魅力がありますね。

そして、この感覚は今のカントリー・ポップにはあまりみられないですね。

2024年現在、彼女はツアーから引退していますが、長らく見れなかった公式ホームページがアップデートされていました。

何か新しい発表があると嬉しいですね。

ぜひ、あなたの好きなカントリーソング、アーティストをコメント欄に書き込んでください。

ご感想お待ちしております。

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音楽ブロガー・ライター/イラストレーター/ミュージシャン
音楽に取り憑かれたロックン・ロール信者。中でもとにかく洋楽が好きで365日毎日聴き続けている。大学生の頃アメリカ留学中に受けた授業「ロックの歴史」に感銘を受け、そこから"次世代の小林克也"を目指すようになる。

CD、カセット、レコードなどアナログで鑑賞、アルバムを手に取ってはニヤニヤする変態。特技は80年代洋楽をミュージックビデオと共に1時間鑑賞する事。

日本全国、いや全世界にロックを必修科目にさせるべく日々魅力的な記事を投稿中。
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