【原宿】洋楽好きがFENDER FLAGSHIP TOKYOに潜入してみた【2024年7月最新】
ロック好き、もしくは音楽を一度でもかじったことがある人なら聞いたことがあるだろう「フェンダー(Fender)」という名を。
「ギブソン(Gibson)」と並ぶギター/ベースの世界2大ブランドだ。
そして今年6月、世界で初めてフェンダーの公式旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO」がオープンした。
初日は整理券を配り180分待ちということもあったそうだが、4ヶ月たった今はどんな様子なのか?
原宿に降り立った私つるが初潜入を試みたので、ぜひ最後まで読んでもらえると幸いだ。
- 各フロアの紹介(2023年11月現在)
- オープンから4ヶ月後の混み具合
- アクセス方法
- おすすめなフロアと購入品紹介
- まだ行ったことない方
FENDER FLAGSHIP TOKYOとは
「FENDER FLAGSHIP TOKYO」は2023年6月30日(金)に原宿でグランドオープンしたフェンダー世界初の旗艦店だ。
地上3階、地下1階の全4フロアで展開されるこのガラス張りの巨大な建物は、みる者全てを圧倒する。
この店舗では最新のギター/ベース、旗艦店限定品、アーティストのシグネイチャーモデル、アパレル当のオリジナルグッズなどフェンダーの全てが詰まっている。
もともとH&Mがあったところがフェンダーの旗艦店になったんだね。
それでは早速入店してみるぞ!
1F 新製品/アパレル/オーディオアクセサリー
建物正面に2ヶ所の出入り口がある。
この付近には新商品、日本限定モデル、Squireなどが販売されている。
平日ではあるが外国人の観光客や大学生の出入りが多かったぞ。
ギターの横にあるQRコードを読んで詳細を見ることができるそうだ。
1階奥にはそこまで広くはないが、アパレルやマグカップなど雑貨が販売されている。
季節の変わり目であるため冬服の販売開始をされていた。ちなみにアパレルはユニセックスで全て日本製だそうだ。
店員さんによると、今後オンライン販売はしないみたいだよ〜
世界でここでしか買えないってことじゃねーか!!
2F エレキギター・ベース/エフェクター/アクセサリー
ではさっそく2階へ行こうと思うのだが、注目したいのがこの階段だ。
2階へ行く階段では国内・国外のフェンダープレイヤーの写真が無数に紹介されている。
各フロアごとに違う写真があってワクワクが止まらないよ
登りきったところで2階では左右でエリアが分かれている。
右側はアメリカ製のギター/ベースとアンプの試奏エリア、左側は日本製のエリアとなっており、もちろん試奏も可能である。
奥にはガラス戸でくぎられたエリアがある。
ここはアンプの試奏場でfenderのエフェクターも常備されているので、好きな音色を楽しめるのも魅力だ。
つい我慢できず試奏をしてみた。
今回弾いたのは「Fender Stratocaster American Professional II」。
ファースト・インプレッションは「うおぉぉぉお」という感覚だ。
ネックも太すぎず握りやすいので、演奏するときにストレスを感じさせない印象だ。
普段はギブソン製のギターを弾いている私だが、このfenderが奏でるバキバキ感はまた違ったよさがある。最高かよ!
一般的に試奏といえばお店のアンプにつないで弾くイメージだが、ここではMUSTANG MICROにつないでヘッドホンを通して弾くことができる。
複数種類のアンプとエフェクトをこれ一つで補えるだけでなく、ヘッドホンにつないで使用するので近所迷惑にもならずに済む代物。
家で練習したり、DTMで作曲するベッドルーム・ミュージシャンにもおすすめだ。
他のお客さんを気にせずに弾くことができていいよね〜
マジで爆音で弾けるから最高!
3F フェンダーカスタムショップ
さてお次は3階へ行こう!
カスタム・ショップのロゴが正面にあるのだが、その手前には3本のギターが出迎えてくれる。
マヤ文明、死者の日をイメージしたカスタムギター、そしてジミ・ヘンドリックスが、1967年のモントレー・ポップ・フェスティバルで燃やしたストラトキャスターだ。
1997年に復刻したギターで210本限定で作成されたもの。
オリジナルはジミヘンの手書きであるが、この復刻品はフェンダー・カスタムショップのペイントギターを数多く手がけるパメリナ H.によって施されている。
ではでは、さっそくカスタムショップをのぞいてみよ〜!
全てのフロアの中でも、最も異色な雰囲気をただよわせているのが、このフェンダーカスタムショップのエリア。
少々敷居が高いラグジュアリーな空間が広がっている。さらに奥には個室があり商談専用のパーソナルスペースがある。
やべっ、宝石店でもきたのかと思ったぜ〜
宝石ならここにあるよ〜
えっ!?
1番異色を放っているのが、この黄金のギター。
ロシア王室ご用達の宝飾・宝細工師、ピーター・カール・ファベルジェの製作したインペリアル・イースター・エッグ。
58個製作されたイースター・エッグのうち、1897年の「戴冠式」をイメージしたのがこのギターだ。
9人のマスタービルダーのうちの1人であるユーリ・シスコフが製作したギターである。
2018年に10人目のマスター・ビルダー、カイル・マクミリンが加わったそうだ。
ちなみに有名なミュージシャンも訪れており、シンガーソングライターの家入レオさんも来店されている。
相当悩んだみたいだね〜
ではお次は、地下一階に行ってみよう!
B1 アコースティックギター/カフェ
前述したとおり各フロアに写真があるのだが、この地下一階に続く階段には、職人達の写真やギターの広告の写真がかざられている。
さて写真館のような階段をぬけると、中央には大型のスクリーンがありプロモーション映像が映し出されている。
その周りには様々なタイプのアコースティックギターがフロア全体を取りかこむように展示されている。
地下一階はアコースティックギターの販売エリアとなっていて、1番落ち着いていられる空間になっている。
ちなみに私が訪れたとき(平日)、ここのフロアはけっこうガラガラで外国人観光客が2〜3名ほど試奏しているくらいであった。
ここで私がイチオシなのはフェンダーカフェだ。
地下に降りたときから、やたらといい匂いが漂っている正体がこやつだ。
fenderとカリフォルニアの人気コーヒー店「Verve Coffee Roasters」がコラボしたカフェだ。
そしてフェンダーのためだけに焙煎した豆を使っているというのも注目だ!
いったん休憩しよう。
今回私が注文したのは「プアオーバーコーヒー」。
店員さんに、「まず初めに飲むならこれがおすすめ」ということで注文した一杯だ。
苦味はほとんどなく、飲んだ瞬間から強い酸味が口いっぱいに広がる。
浅煎りのコーヒー好きにはたまらない強いテイストだ。
豆も購入できるのでコーヒー中毒のあなたはここで買うのもありだぞ。
平日でも3〜4組ぐらいのお客さんがいたな〜
IN TUNEっていう豆はフェンダーのために焙煎されたものだよ
ちなみに購入するとこんなデザインの紙袋に入れてくれる。
ペグの部分がコーヒー豆になってるデザイン、おしゃれだな〜
アクセス方法
まとめ:もはや美術館と言っていいギター・ショップ
初めて行ったのだが、冗談ぬきで永遠にいられる場所であった。
う〜ん、例えるのならば本屋に行って数時間はいてしまうのと同じ感覚。
ギターやベース、一本一本からとてつもないオーラを感じ取れる。
細部までこだわり抜いているので、楽器店というよりも美術館に近い印象さえ思えてくる。
ある意味「パワー・スポット」と言ってもいいだろう。
もし原宿に行くことがあれば、ぜひリストに追加してほしい場所だ!
日々音楽に関する記事を執筆している。
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それでは良き音楽ライフを!!
See You Next Wednesday!!