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【ありがとう】MR. BIGが最後に見せた最高すぎるライブ演出5選【The BIG Finale! Forever In Our Hearts】

MR. BIG The BIG Finale! Forever In Our Hearts で見せた最高の瞬間5選
axlcity
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先日最後のライブが行われたMR. BIG。私は日本武道館の公演に参加、愛と感動に包まれた最後の大舞台。本記事ではそんな彼らの最高なライブ演出を5つまとめたので紹介する。

この記事でわかること/おすすめな方
  • MR. BIGのライブのハイライト
  • 洋楽をとことん楽しみたい方

ライブの全貌は【ライブレポート】MR. BIGの最後のライブ「The BIG Finale! Forever In Our Hearts」日本武道館公演は感動ロック劇場だった。で詳しく記事にしているので、ぜひ合わせて読んでいただけると幸いだ。

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【ライブレポート】MR. BIGの最後のライブ「The BIG Finale! Forever In Our Hearts」日本武道館公演は感動ロック劇場だった。
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演出①:ポールとビリーのドリル奏法

まず紹介したいのはポールとビリーのドリル奏法だ。MR. BIGの醍醐味といったらこのマキタの電動ドリルを使った演奏。ちなみに先端にピックを重ねた改造型のもの。80年代メタル&ハード・ロック全盛期の速弾きを皮肉ったというアイディアから生まれたそうなのだが、実際に目の当たりにするとこれがシビれる。

【出典】Cayo (@sleepingrose70) Xより

ドリルで演奏されたのは「Daddy, Brother, Love, Little Boy」とアンコールのラストナンバー「I Love You Japan」の2曲。ピックアップで音を拾っているのでドリルのモーターの音が「ゴォオオー」と聞こえるのだが、超絶テクニックがカバーしているので全然気にならない。

つる
つる

最後に「キュイーン」って鳴らしてたのがカッコ良すぎたね

演出②:異次元のギター&ベース・ソロ

四弦達人でベースの神、ビリー・シーンと異次元のテクニックと表現力を自在に操る魔術師ポール・ギルバート。この二台巨塔がMR. BIGというバンドにいることだけでも奇跡なのだが、彼らのソロは異次元そのもの。

【出典】Paul Gilbert (@paulgilbert_official) Instagramより

まずテクニックを見せたのは、ライブ中盤のインストルメンタル・メドレー。ここで指慣らしを行い、2人に加えニックのドラムとも息のあったロック劇場を繰り広げていた。メドレーの後にポールのギター・ソロが組まれると映画『ロッキー』のテーマ曲である「Gonna Fly Now」からスタート。MR. BIGの曲を繋げてアレンジするのだが、その大きな手から繰り広げられる繊細な指使いは圧巻。観ているオーディエンスもつい黙り込んでしまうほどだった。

【出典】Tsutomu Nakayama (@benzo0526) / Billy Sheehan (@billysheehanonbass) Instagramより

アンコールの数曲前にビリーのソロが組まれると、ギターソロとはまた違う。ベースを自身の体の一部かのようにベースのボディを叩き、唸らせるというポールとは異なる魅力がある。特にエディー・ヴァン・ヘイレンのようなライトハンド奏法や高音を奏でるハーモニクスには、ベースでこんなことが出来るのかと概念を覆す演奏に度肝を抜かれた。

テキーラ
テキーラ

ベースIQが高くないと理解不能だな

演出③:こだわりの映像美

【出典】yamori (@kaolie_m) / Billy Sheehan (@billysheehanonbass) Instagramより

演奏中アーティストに目が行きがちだが、映像にも注目したいところ。MR.BIGの今回のライブでは前回来日した時と同じ映像が使われていたのだが、細かい作り込みが素晴らしい。

【出典】Yucho Pettencourt (@FuyuMAL) Xより

【出典】Mitch Lafon (@mitchlafon) Xより

曲に合わせた映像はもちろん、アメコミ風のアニメーションポール・ギルバートが描き下ろしたイラストが動き出す演出8ビットのゲーム風アニメーション、アンディー・ウォーホル風のビビットなCGアートなど楽しませ方が豊富だ。特に良かったのは「To Be With You」の演奏中に流れる映像。曲が生まれるきっかけである出来事からラジオを通して全米でヒット、世界中を駆け巡り日本でその名にふさわしく「ビッグ・イン・ジャパン」になったというストーリーラインが感動を呼んだ。

ターミネーター風のマシーンになるメンバーが映し出される
つる
つる

“WE LOVE YOU PAT”って文字が出た時は涙腺が止まらなかった。

テキーラ
テキーラ

“To Be With You”のメッセージ付きの映像も良かったな〜

演出④:担当楽器をシフトチェンジ

【出典】ツヴァイ (@mizu_nomu2) / ヨッシー (@yukiyoshi_1020) Xより

MR. BIGのライブでは毎度恒例となっているのが、担当楽器を交換しシフトチェンジする演出。過去にはディープ・パープルの “Smoke On The Water”などカバー曲を披露したことがある人気のパートだ。

面白いのが大マジでプロフェッショナルを名乗っているということ。ビリーのMCで各楽器の担当が紹介されると、エリックのことを”ベースの達人”、ニックのことを”シュレッドの王様”、度肝を抜かす演奏をするドラマーとしてポールをそれぞれ紹介。各々デモンストレーションを見せつけた後には、前回に引き続きラスカルズの “Good Lovin'”を演奏した。

つる
つる

ビリーのヴォーカルもパンクでめっちゃ良かったな〜

演出⑤:日本への愛と感謝

【出典】take_hit37 (@take_hit37) / Billy Sheehan (@billysheehanonbass) Instagramより

“ビッグ・イン・ジャパン”のバンドとして愛されてきたMR. BIGはいつだって日本のファンを大切にしてきた。今回のライブでも彼らの恩返しはすごく愛しいもので、アンコールツアーをここ日本で行ってくれたこともそうだ。

例えば、最新曲”Forever In Our Hearts”は世界中のファン、亡きパット・トーピーへの想いを綴ったものだけでなく、それはツアータイトルにも刻まれているように我々日本のファンに向けた曲とも捉えられる。

【出典】Mr. Big – Forever In Our Hearts (Lyric Video)|Mr. Big|YouTubeより
テキーラ
テキーラ

公式YouTubeチャンネルのビデオでは日本語訳もついてたしな

つる
つる

世界で唯一日本で披露した曲でもあるしね

さらにアンコールの後にもう一曲ということで「I Love You Japan」という日本愛全開の曲をサプライズ演奏してくれた。こういったところからもMR. BIGの愛を精一杯受け取ることができたのだ。

そこまで多くはないが日本語を話してくれる場面もあり、エリックが「どうも、ありがっと」言ったときは思わず会場は笑顔に包まれる。

ビリーの最後のスピーチ

最後にはビリー・シーンによるロングメッセージで締められると、これまで支えてくれた日本のファン、音楽関係者、バンドメンバー、ローディーやプロデューサーなどへの感謝の言葉が贈られた。

こちらのメッセージは【ライブレポート】MR. BIGの最後のライブ「The BIG Finale! Forever In Our Hearts」日本武道館公演は感動ロック劇場だった。の記事内で和訳をしているので合わせてチェックしていただけると幸いだ。

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【ライブレポート】MR. BIGの最後のライブ「The BIG Finale! Forever In Our Hearts」日本武道館公演は感動ロック劇場だった。
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まとめ:最初で最後のMR. BIGのライブ

終演後の日本武道館入り口の様子

私がMR. BIGを初めて知ったのは14年くらい前のこと。確かMTVで「To Be With You」ミュージックビデオを見た時だったと思う。それまでは元々ポール・ギルバートのソロ活動やエリック・マーティンの『MR. VOCALIST』シリーズで何となく知っている程度で、「えっ同じバンドにいる人!?」なのと驚いたのが最初の印象だった。

ハードロック・カフェ横浜にあるMR. BIGのジャケットとサイン入り電動ドリル

私を洋楽沼にハマらせたバンドのひとつであるのは確かだし、カラオケに行っても、全然洋楽に詳しくない友人が「To Be With You」は知っているという反応を示すほど影響力の強いバンド。そう、我々日本人のDNAに刻み込まれているロックの名バンドであるのは確実なのだ。

そんなMR. BIGのライブは終わったが、我々の心には永遠に生き続ける。最後の最後で生の彼らを見れたことはすごく嬉しいし、こんなにも愛されているのかと感動した。一期一会の瞬間を過ごせて幸せだ。ありがとう、MR. BIG。”Forever In Our Hearts”!!

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管理人:つる
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音楽ブロガー/イラストレーター
音楽に取り憑かれたロックン・ロール信者。中でもとにかく洋楽が好きで365日毎日聴き続けている。大学生の頃アメリカ留学中に受けた授業「ロックの歴史」に感銘を受け、そこから"次世代の小林克也"を目指すようになる。

CD、カセット、レコードなどアナログで鑑賞しアルバムを手に取ってはニヤニヤする変態。特技は80年代洋楽をミュージックビデオと共に1時間鑑賞する事。

日本全国、いや全世界にロックを必修科目にさせるべく日々魅力的な記事を投稿中。 寄稿などのお仕事はお問い合わせからお願いします。
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