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【15年ぶりの来日】グリーン・デイがKアリーナ横浜で見せたヤバすぎるライブ演出4選【GREEN DAY JAPAN TOUR 2025】

Green Day JAPAN TOUR 2025 Kアリーナ横浜での最高な瞬間
axlcity
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先日15年ぶりの来日公演が行われたグリーン・デイのライブ。

私は最終日のKアリーナ横浜の公演に参加、耳が詰まった感覚が残るほど最高のライブを味わったのだが、今回はライブの中で個人的に最高だと思った5つの演出をまめてみたので紹介しよう。

この記事でわかること・おすすめな人
  • グリーン・デイのパフォーマンス
  • 洋楽をとことん楽しみたい方

ライブの全貌は【ライブレポート】グリーン・デイの15年ぶりの来日公演はまさに革命。民衆を率いる彼らが見せたKアリーナ横浜のロック劇場【GREEN DAY JAPAN TOUR 2025】を合わせて読んでいただけると幸いだ。

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演出①:観客を巻き込むロック劇場

【出典】Green Day Inc. (@GreenDayInc) Xより

グリーン・デイのライブの良さの一つは観客を巻き込むロックな演出だ。特にお馴染みなのが「Know Your Enemy」演奏中に観客をステージにあげ歌わせるというもの。

【出典】Green Day Italy (@greendayitalianrageandlove) Instagramより

「歌詞はわかるか?」というビリー・ジョー・アームストロングの投げかけに答え、ステージに上がれるラッキーなファン(通称:ラッキー・ボーイ/ガール)1名が今回も各公演で選出された。選ばれたファンはまずビリーとハグをして、ブリッジを歌いきり”so gimme gimme revolution”とシャウトして締めるというお決まりのパターンで、会場を沸かせた。

テキーラ
テキーラ

昔は歌いきるとそのまま客席にダイブしてたよな

さらにスタンディング席ではモッシュが起きており、自然と出来上がった輪を作りぐるぐると回ったり、お互いぶつかり合うなど派手な盛り上がり同時多発的に巻き起こる。ビリーが言う”Let’s Go Crazy!!” という掛け声の通りで、バンドは完全に会場を支配していた。

【出典】Sugar (@moonisland0316) Xより

【出典】Green Day Italy (@greendayitalianrageandlove) Instagramより

盛り上げ隊長ビリーはこれだけではなく、観客全員を”1,2,3,4″のカウントに合わせて飛び跳ねさせたり、山びこのように “Hey Ho”と一体感を持たせたり、声が枯れるまで声を張らせるといったオーディエンスを巻き込む演出を行なった。

演出②:凝った映像とステージの装飾

OP前に登場するPunk Bunny

曲に合わせて流れる映像やステージの装飾も今回のツアーの魅力の一つだ。開始早々、パンクバニーの登場で盛り上がると、続くオープニング映像ではダース・ベイダーのテーマ曲でお馴染みの「帝国のマーチ」に合わせ30年以上の歴史を振り返るようにダイジェスト映像が流れると、会場を興奮の渦をまかせる。まさに計算し尽くされた完璧な流れであった。

【出典】bonefree (@bonefree) Xより

つる
つる

ここまででもすでに鳥肌立ったよね〜

空飛ぶBAD YEARと書かれた飛行船、正面には口角の下がった悲しい顔が描かれている

前半に組まれた『ドゥーキー』のパートでは、アルバムのアートワークに描かれる犬や猿が動き出す出すほか、上空を飛行船が舞う演出まで組まれており、会場の後方にいるファンまで満遍なく楽しませる施しがされていた。

また演奏中ステージでは8つの炎が吹き出したり、爆発音とともに花火が出る演出もありアリーナ内部は熱気と爆音に包まれる。爆発するたびにオーディエンスからは歓声が上がるのだ。

【出典】川崎りょう (@R__Y__O) Xより

テキーラ
テキーラ

どうやらこの着ぐるみ二頭が飛行船を運んでいたらしい

後半では20周年の『アメリカン・イディオット』のパートになっており、表題曲「American Idiot」が始まるとハート型のグレネードを握りしめたバルーンがステージ中央に登場。演奏中も曲の内容にマッチしたサブリミナル風の映像がスクリーンに映し出されており、盛大に盛り上がった。

【出典】ワーナーミュージック・ジャパン洋楽 (@wmj_intl) Xより

【出典】カーメン君@園芸超人 (@masterKahmen) Xより

演出③:一期一会の瞬間を共有する提案

【出典】Green Day Italy (@greendayitalianrageandlove) Instagramより

ライブ後半「Letterbomb」の演奏中にビリーのMCが入ると彼は「カメラを、スマホを下げるんだ」と言う。「俺たちは音楽のためにここに集まった。音楽は魔法だ、手に取ることも見ることもできない、だけど心で魂で感じることはできる」と主張する彼の意見をリスペクトするオーディエンスは皆、一期一会のこの瞬間を心に仕舞い込む。

記録ではなく記憶にとどめる大切さ、見失っていた何かを取り戻させるキッカケになったシーンだ。過去30年以上音楽のメインストリームを突っ走ってくとミュージシャンから見たオーディエンスの景色は変化したのだろう。「いいね」や「映え」のために撮影する我々に訴えかけたビリーの考えはそうした背景や経験から生まれたものだと考えられる。

演出④:圧倒的なファンサービス精神

【出典】Green Day Italy (@greendayitalianrageandlove) Instagramより

15年ぶりの単独来日公演ではファンサービスが度々巻き起こる。THE BLUEHEARTSの「リンダリンダ」をサビの部分を演奏してくれたのも最高だが、一番は締めをファンに演奏させたことだろう。

経緯はこうだ。ビリーがラストナンバー「Good Riddance (Time of Your Life)」を弾こうとしたところ「Let me play Good Riddance」と書いたメッセージボードを持ったファンに目がいき、「弾けるのかい?」「OK こっちに来な」「どうなるか見てみようか」とビリーが納得いきステージに上がったという流れだ。

【出典】Take us back to Tokyo! 🎥 Ryan Baxley|Green Day|YouTubeより

【出典】Green Day Inc. (@GreenDayInc) Xより

Green Day (@greenday) Instagramより

観客席からは驚きの声があちこちで響き渡り、ファンはいざステージへ。首にかけていたトートバッグを取り外し「俺は彼のお母さんさ」とジョークをかましたりとビリーは余裕の表情であったが、ギターを落としそうになると一瞬ヒヤッと緊張する瞬間もうかがえた。期待と不安、緊張が走る中演奏が開始されるとビリーとファンのデュエットは美しく響かせた。

【出典】RADIO. RADIO. With George Williams (@radioradio_897) Xより

後日ラジオのインタビューに出演したファン(オダさん)は春から社会人になる22歳の大学4年生で福岡から親に内緒で横浜までやってきたそう。最初は一番後ろの方にいたのだが、周りが体調不良を訴えて流れに身を任せていたら最前列から2番目にまでおり、曲が始まるタイミングでメッセージボードを持って主張したら運よくステージに上がれたんだそう。

インタビュー記事

Green Day Japan✘ (@GreenDayJapan)さんが行なったインタビュー記事も面白いので合わせて読んでみてくれ。

【インタビュー記事】Green Day Japan Tour最終日にひとりのファンがGood Riddanceでギターを弾くという事

まとめ:ノンストップ・ロックショーは最高すぎた

30年以上の歴史を刻んできたパンク・バンド、グリーン・デイ。そんな彼らのライブに行くのは人生で初めての体験であったのだが、こりゃまた「最」と「高」という言葉しか出てこないくらい、体全身で感じられるロックショーだった。

大体のアーティストは前半、後半、アンコールと3部構成が多いのだが、彼らのライブはほぼノンストップだった。メンバーも全員50代を超えてもいるのにも関わらず衰えは知らず「パンクな生き様ってすごいな」と思ったライブであった。

いや〜、ロックって最高ですな。

このように日々洋楽の魅力を発信しているので、他の記事やSNSのチェックもしてもらえると幸いだ。それでは、SEE YOU NEXT WEDNESDAY!!

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ABOUT ME
管理人:つる
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音楽ブロガー/イラストレーター
音楽に取り憑かれたロックン・ロール信者。中でもとにかく洋楽が好きで365日毎日聴き続けている。大学生の頃アメリカ留学中に受けた授業「ロックの歴史」に感銘を受け、そこから"次世代の小林克也"を目指すようになる。

CD、カセット、レコードなどアナログで鑑賞しアルバムを手に取ってはニヤニヤする変態。特技は80年代洋楽をミュージックビデオと共に1時間鑑賞する事。

日本全国、いや全世界にロックを必修科目にさせるべく日々魅力的な記事を投稿中。 寄稿などのお仕事はお問い合わせからお願いします。
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