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【第6回】オリヴィア・ロドリゴ「drivers license」を紹介・解説

オリヴィア・ロドリゴのdrivers license
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このカテゴリーでは主に楽曲解説にフォーカスしています。

あの曲は、何を歌っているのか?有名な曲だけど、歌詞の内容までは知らない。

なんとなく歌っていたあの曲ってそんな歌だったの、といった疑問を解決するコーナーとなっています。

今回紹介するのは、オリヴィア・ロドリゴのデビュー・アルバム『サワー』から、

“drivers license” です。

『サワー』の全曲レビュー記事はこちらから読めます。

また2ndアルバム『ガッツ』のレビューも合わせてご覧ください。

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この記事で分かること
  • 曲の意味、背景、誕生秘話
  • 歌詞やミュージックビデオからの考察
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曲の概要

基本データ
  • アルバム『サワー』に収録された楽曲。
  • 失恋を元にしたバラード曲
created by Rinker
ユニバーサル ミュージック

“drivers license” の意味

“drivers license”のタイトルの意味
単語発音意味
driverUK:*/ˈdraɪvər/
US:/ˈdraɪvɚ/ ,(drīvər)
運転手、ドライバー
licenseUK:*/ˈlaɪsəns/
US:/ˈlaɪsəns/ ,(līsəns)
許可証、免許証、ライセンス

英語で運転免許証のことを本来であれば「driver’s license」書くのですが、”drivers license”となっています。

なぜこの様に表記したか考えてみたのですが、「デートのために運転免許証を取ったけど、フラれてしまった」という失恋の歌なので、「失恋した世の中の女性たち」へのエンパワーメント・ソングとも捉えられます。

そのため所有格の「one’s」ではない表記にしたのだと思われます。

licenseには他にも「(言動の)自由、放縦」という意味もあり、曲の意味から汲み取ると「失恋からの自由」「悲しみ動揺した心からの自由」「それを歌で表現する自由」という解釈もできます。

テキーラ
テキーラ

小文字であるのにも意味があるのかもな〜

曲の内容

考察

アルバムを通して聴いてもらえると分かるのですが、ひとつ前の曲「traitor」と「drivers license」は2つでひとつの物語になっていると考えられます。

それはどちらにも共通している「裏切りによる失恋」というテーマから考察できるからです。

ただ「traitor」は憎しみの感情を感じるのに対して、「drivers license」は深い悲しみの曲です。

ドライブのために頑張って運転免許(drivers license)を取ったのに裏切られ他のブロンドのガール・フレンドといる。

それでも私はあなたのことを愛している、という内容から「悲しみ」を意味する失恋ソングだと考察できます。

ミュージックビデオから見る考察

【出典】Olivia Rodrigo – drivers license (Official Video)【Olivia Rodrigo】

ミュージックビデオには印象的なシーンが繰り返し登場します。

特に以下3点が象徴的に描かれています。これらを中心に考察していきます。

  • 闇夜を走る車
  • 背中に映る映像
  • 夜明け

印象的な真っ暗の夜道を一台の車が走るシーン、これは先の見えない絶望感や未来を表していると考えられるでしょう。また全体的に照明も青や紫が使われることで「ブルーな気持ち」「失恋」という心の動きを表現している様にも見えます。

【出典】Olivia Rodrigo Instagramより

彼女の背中に映し出される映像は「過去の幸せな日々」を反映させる一方、背中に映し出すことで「もう終わってしまったこと」「振り返ることのできないこと」を表しています。

夜が明け独り腕を組みながら佇むシーンは、失恋を乗り越え新しい一歩を踏み出すオリヴィアの希望を象徴しているように見えます。

続いてどのような背景があるのか見ていきましょう。

曲の背景

曲の背景にはオリヴィア自身の体験談を元にしたのではないかと言われています。

すべての始まりはディズニー

【出典】HSM: The Musical: The Series Instagramより

2019年にディズニープラスで配信されたドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』。

ここで主人公、ニニ役を演じたオリヴィアはリッキー役のジョシュア・バセットと共演。リッキーはニニの元彼という役柄でという事もあり、プライベートな関係が話題になります。

2020年にジョシュアはラブソング「Anyone Else」を発表。

ジョシュア・バセットの “Anyone Else” (2020年)

「君のことを考えることをやめられない」という歌詞から分かるように、オリヴィアのことではないかと噂になりました。

「drivers license」で表現したもの

【出典】Olivia Rodrigo Instagramより

しかし、ジョシュアはサブリナ・カーペンターと一緒にいるところを目撃されます。

これに対してオリヴィアは1stシングル「drivers license」をリリース。

失恋をテーマに歌ったこの曲の歌詞には、 ”blonde girl”(ブロンドの女の子)が登場します。

これは歌手サブリナ・カーペンターのことを指しており、オリヴィアが想いを寄せていたジョシュア・バセットがサブリナと交際をはじめたというリアルなエピソードが曲の元になっているのです。

つる
つる

実際、オリヴィアは2020年に運転免許を取得しているよ

2つのアンサーソング:サブリナ・カーペンターの「Skin」とジョシュア・バセットの「Lie Lie Lie」

【出典】[和訳MV] Sabrina Carpenter – Skin / サブリナ・カーペンター – スキン [公式]【Universal Music Japan International】
サブリナ・カーペンターの “Skin”(2021年)

また「drivers license」に対し、サブリナはアンサー・ソングとして「Skin」という歌を歌いました。

「”ブロンド”はただ韻を踏んでいるだけなのかも」

「私が幸せなのを許せないあなた」

という歌詞からもオリヴィアに対する自身の感情を表現しています。

さらに

「いつの日か一緒に笑い飛ばせる日が来ればいい」

「お互い冷静になって/惑わせられない日が来たら/自暴自棄にならないでね/こんな日が続くわけじゃないから」

という後半の歌詞ではオリヴィアとの対話を求めている内容が描かれており、オリヴィアよりも大人なサブリナらしいアンサーを出している。

テキーラ
テキーラ

奇しくもオリヴィアとサブリナの2人はディズニー出身のスターなんだよな

【出典】Joshua Bassett – Lie Lie Lie (Official Music Video)
ジョシュア・バセットの “Lie Lie Lie” (2021年)

その他にも、ジョシュアがリリースした曲「Lie Lie Lie」はオリヴィアへのリベンジ・ソングとも感じさせる歌詞が連なり、

「君は自分を偽り、周りに嘘を垂れ流す。悪いのは全部僕だと。」

「僕も言ってやる、嘘、嘘、嘘だって・・・そしてバイバイさよならと」

と歌われます。

彼はこの歌をオリヴィアに対する曲とは言っていませんが、歌の内容やドライブシーンのあるミュージックビデオから考えると完全に否定はできないと思います。

テキーラ
テキーラ

「drivers license」がリリースされた1週間後にこの曲もリリースしてんだけど、よっぽど焦りを感じていたんじゃねーか?

参考記事

【VOGUE JAPAN】全世界で10億再生突破!オリヴィア・ロドリゴの「drivers license」を深掘り。オリヴィア・ロドリゴのデビュー曲「drivers license(ドライバーズ・ライセンス)」が、全世界で10億再生を突破した。そんな大ヒット曲にまつわる恋愛ゴシップとは?

【COSMOPOLITAN】ブレイク間違いなし!『HSM:ザ・ミュージカル』の出演者まとめ/大ヒット曲「ドライバーズ・ライセンス」をリリースした、オリヴィア・ロドリゴも出演中♡

【Udiscovermusic.jp】17歳の新人、オリヴィア・ロドリゴがいきなり記録的ヒットになった理由:音楽業界騒然の“謎”を解説

【People】Sabrina Carpenter and Joshua Bassett’s Relationship Timeline/The singer and the High School Musical: The Musical: The Series star were linked in 2020 and sparked breakup rumors the following year

まとめ:深い悲しみの歌「drivers license」

created by Rinker
ユニバーサル ミュージック

さて、ここまでオリヴィア・ロドリゴの「drivers license」について紹介・解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

オリヴィア本人は、この曲について以下のようなコメントを残しています

「“driver’s license”を書いていたとき、私はとても複雑で多面的な失恋を経験していました。そんな感情をすべて歌に込めたことで、いろいろと気持ちがシンプルで明確になったんです。私はそれが曲作りの目的だと思っています。ベッドルームのピアノの前に座って悲しい曲を書くこと以上に素敵なことはない。本当に世界で一番好きなことなんです」

【出典】Olivia Rodrigo Instagramより

この「drivers license」が収録されているアルバム『サワー』も過去にレビューしています。そちらも合わせて聴きながら読むことで、新たな発見があります。

合わせて読みたい
【ディスクレビュー】オリヴィア・ロドリゴのアルバム『サワー』を聴いてみてわかったこと
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普段何気なく聴いていたり、なんとなくリズムが好きだったりとフワッとした感覚でしかなかった洋楽ソングだと思いますが、深く知ると解像度が増し見え方が変わってきた感覚をつかめたと思います。

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それでは次の記事でお会いしましょう。

SEE YOU NEXT WEDNESDAY!!

【楽曲紹介・解説記事はこちら】

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音楽ブロガー・ライター/イラストレーター/ミュージシャン
音楽に取り憑かれたロックン・ロール信者。中でもとにかく洋楽が好きで365日毎日聴き続けている。大学生の頃アメリカ留学中に受けた授業「ロックの歴史」に感銘を受け、そこから次世代の小林克也を目指すようになる。

CD、カセット、レコードなどアナログで鑑賞、アルバムを手に取ってはニヤニヤする変態。特技は80年代洋楽をミュージックビデオと共に1時間鑑賞する事。

日本全国、いや全世界にロックを必修科目にさせるべく日々魅力的な記事を投稿中。
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