【一夜限りの来日】ガンズ・アンド・ローゼズがKアリーナ横浜で見せた最高な瞬間5選【Because What You Want & What You Get Are Two Completely Different Things】

先日ワールドツアーの一環で一夜限りのライブを行ったガンズ・アンド・ローゼズ。昼過ぎから3時間待ちのグッズ物販に並び、深夜に帰宅するという一日ガンズ三昧のこどもの日を過ごした。本記事では、ライブ初参加の私の視点で最高だった瞬間を5つ紹介する。
ライブの全貌は「【ライブレポート】ガンズ・アンド・ローゼズの一夜限りの来日公演「Because What You Want & What You Get Are Two Completely Different Things」に行ってきた感想」で記事におこしているので、合わせて読んでもらえると幸いだ。

演出①:凝った映像美
初ガンズ初Kアリーナ
— ブラックブラック.com (@Imapessimist1) May 5, 2025
帰りの電車の時間の事で諸々ミステイクも重なり会場を途中で出てくる羽目に。それでも数々のヒットソングに酔いしれ青春時代を思い出して楽しいコンサートでした !#GunsNRoses pic.twitter.com/FCRz9v0xCa
【出典】ブラックブラック.com (@Imapessimist1) Xより
ガンズのライブは基本時間通りに始まらないというのは毎度のこと。噂には聞いていたし、ライブに3回行ったことがあるという隣にいたファンの方の証言からもそう分かる。ただ、オーディエンスを退屈させない映像作りには心を掴むものがあった。18時の開演時間からライブ開始までの間には機械仕掛けの十字架が映し出され、時折ツアータイトルのアニメーションが動き出したり、赤い小人たちが時間経過とともに集まり出すという変化を見せる。
演奏中も曲ごとに違う映像が流れるのだが、必ず骸骨と薔薇は登場させるという共通点がある。個人的に一発目の “Welcome To The Jungle”のジュークボックと投げられるダイスの演出、”November Rain”の雨が降り頻るなかキャンドル、骸骨、十字架への移り変わる映像、”Nightrain”の疾走感あるテーマパークの演出が最高だった。
演出②:ダフ・マッケイガンの歌う「Thunder And Lightning」
今日のガンズのハイライト
— たけを (@take_takewo) May 5, 2025
ダフ・マッケイガンが歌うThin LizzyのThunder and Lightningカバー! pic.twitter.com/BgOkALMlce
ダフの
— オッチー (@occhiy1215) May 5, 2025
Thunder and lightning
カッコ良すぎだろ#GunsNRoses pic.twitter.com/HS1cmtRF2V
GUNS N’ ROSES@K-Arena 横浜
— ziggy (@ken_ziggy) May 5, 2025
ダフ・マッケイガンが奥さんに
Happy Birthday Susan ‼️
って言って始まった
Thin Lizzy のカバー
Thunder and Lightningが
個人的には最高だったんだが!😅#DuffMcKagan#GunsNRoses #ガンズ・アンド・ローゼズ#ガンズアンドローゼズ pic.twitter.com/DP2NVBcrvZ
昨夜のガンズ公演、誤解恐れなく言うとダフによるThin LizzyのThunder And Lightning のカバーがハイライトの一つだった⚡️ダフの歌も良かったし、スラッシュとリチャードのサイクシーなソロも微笑ましいし貴重なもの🎸リチャードはハーモニクスとかも上手く入れてて特に再現度高し👍 pic.twitter.com/QplEeW0HCM
— i-nori (@musicbox_rock) May 6, 2025
【出典】たけを (@take_takewo)/オッチー (@occhiy1215) /ziggy (@ken_ziggy)/i-nori (@musicbox_rock) Xより
こちらもライブでは恒例のこと。ダフが歌うパートはパンク系の曲が多く「Attitude」を歌うのかなと思っていたのだが、この日は「Thunder And Lightning」を披露。
正直曲は知らなかったのだが、調べてみるとシン・リジィのカバー曲だそうで、ライブで披露されるのも初のことらしい。増田勇一さんの記事「ガンズ・アンド・ローゼズ、2025年来日公演レポ:名曲の宝庫と比類なきロック・アイコンの集合体」によれば、ジョン・サイクスの追悼の意味も込めているのではないかという考察もされている。
【出典】Thin Lizzy (@thinlizzy) Instagramより
ジョン・サイクスは2009年にバンドに迎えられるのではないかという話もあったそう。またアクセル・ローズの肩にはシン・リジィのアルバム『ブラック・ローズ』のタトゥーも彫られ、昔のライブではノースリーブのバンドTシャツを着ている。こう見ると意外とガンズとシン・リジィに接点があると分かる。
【出典】Thin Lizzy (@thinlizzy)/W.Axl RoseGuns N’ Roses Gn’R (@official_axlrose) Instagramより

下の動画ではタトゥーについて語っているよ。
Here's a clip of Axl talking about how much he wanted to show Phil Lynott (from Thin Lizzy) his tattoo.#gunsnroses #gnr #axlrose #Slash #rock #80s #thinlizzy https://t.co/3yEHvginbz pic.twitter.com/VDxJXZ5KVI
— Paul🎸 (@nightrain_rose) April 13, 2021
【出典】Paul (@nightrain_rose) Xより
【出典】Guns and roses fans (@guns.and.roses.ig) Instagramより
演出③:スラッシュのギター・ソロ
【出典】Toshie Sasaki (@tako217) Instagramより
スラッシュのソロを生で初めて聞いたのだが、演奏技術も表現力もずば抜けている。縦に持ちながら弾く絵になる場面はもちろん、トーキングモジュレーターを使ったり、「Welcome To The Jungle」の後半のボトルネック奏法も実際に見ると、どの様に音を出し表現しているのかまじまじと堪能できた。ライブの後半ではステージ中央で寝そべりながらギターを弾くシーンもあり魅せることも忘れていない。
【出典】Toshie Sasaki (@tako217) Instagramより
Slash Guitar Solo ~ Sweet Child o' Mine @ K-Arena Yokohama May 5, 2025 #GunsNRoses #ガンズアンドローゼズ pic.twitter.com/BPwxwbbHGv
— spwonderboy (@spwonderboy1) May 5, 2025
【出典】spwonderboy (@spwonderboy1) Xより
ただ1番の見せ場はブルース・メドレーだろう。ブルースとメタルの融合のさせ方が最高で、フレディ・キングやヘンリー・マンシーニなどの曲を演奏。そのまま「Sweet Child O’ Mine」へ繋がる展開も見事で、グッと心に刺さった方も多いだろう。
演出④:ニュー・ドラマー参加の初ステージ

ファン注目の新加入、アイザック・カーペンター! いやー。見事な叩きっぷりでした。バンドに新鮮なエネルギーを注入してくれる存在ですよ。
— 川崎りょう (@R__Y__O) May 5, 2025
彼自身がガンズのトリビュートバンドをやっていたほどのファンということもあり、ガンズの一員であることが嬉しくて仕方ないって感じだったね。好きになった。 pic.twitter.com/zyxUMpYhOA
【出典】川崎りょう (@R__Y__O) Xより
新ドラマー、アイザック・カーペンターがガンズのメンバーに加わって初めてのステージ。ライブ初参加の私にとって1番親近感が湧くのはこの人物だ。3時間ずっと上半身裸で、終始ニッコニコのアイザックのドラムは力強さよりもオリジナルに忠実な再現力がいいと思った。この特徴からはどこか初代ドラマー、スティーヴン・アドラーのような風格も感じられ新旧バンドがうまく相互作用していた。
演出⑤:アクセル・ローズの男気と日本愛
【出典】Guns N’ Roses (@gunsnroses) Instagramより
60歳を超えているのにも関わらず、シャウトできるのは本当にすごい。一方、確かに声が掠れたり、所々音程がズレたりする場面も見られたのだがMCもほとんどなしで3時間歌い切るのは尋常ではないことだ。このアクセル・ローズという漢の男気、ロックの生き様を節々から感じ取れた。
【出典】betalebeis (@betalebeis) Instagramより
カッコいい男の背中の写真を貼ろう選手権#GunsNRoses #AxlRose pic.twitter.com/YWo09DltdC
— Nori Muramatsu (@nori_jpnhm) May 5, 2025
【出典】Nori Muramatsu (@nori_jpnhm) Xより
また彼の衣装にも注目が目に行く。ペイズリー柄が描かれたレザージャケットだけでなく、背中に“SATOSHI NAKAMOTO” と書かれたフランネルシャルとライブ終了後には、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と旭日旗がデザインされたレザージャケットを羽織っており、何度も自慢げに見せつける姿からアクセルの日本愛を感じられた。
今夜Kアリーナ横浜のアクセルのこのシャツ見つけた!#ガンズ・アンド・ローゼズ#ガンズアンドローゼズ pic.twitter.com/vp7igRIcBB
— kyoko (@teacherkyo) May 5, 2025
Sold out pic.twitter.com/YXYlHhTDwE
— 🎸Mysato🎸 (@MysaPanda) May 5, 2025
アクセルが着てたのここの服っぽい pic.twitter.com/3ZXg5bGuSe
— Yoko Shiratama (@yoko_shiratama) May 5, 2025
【出典】kyoko (@teacherkyo)/Mysato (@MysaPanda) /Yoko Shiratama (@yoko_shiratama) Xより
ちなみに”SATOSHI NAKAMOTO”のフランネルシャツはX上ですぐに特定され、まさかの完売になっていた。
ガンズ・アンド・ローゼズのライブに行った方の感想まとめ
一夜限りの特別なライブ。以下はSNSに投稿されたファンの皆さんの感想の一部で、毎度の事ながら著名人の方も参加していた。中にはLevel7での音響環境について問題視されている投稿もあった。
GUNS N’ ROSESを観てきた。ロック界を代表する「生ける伝説」がその伝説に見合うだけのパフォーマンスを未だに繰り広げていること、それどころか、スラッシュ&ダフ合流以降での最高到達点を更新するかのような強度のライブを余裕綽々で見せつけてきたことに心底感嘆した。最高の時間にただただ感謝。 https://t.co/XPIkuH5YHe pic.twitter.com/kl66DyfBgc
— Moonflower (@Moonflower0226) May 6, 2025
来日決まってからあっという間に過ぎ去ってしまった😭😭
— Kotetsu Rose (@kotetsu_rose) May 6, 2025
最後のみんなの笑顔が忘れられない〜〜〜
コンスタントに来てくれてありがとう
わがまま言えば、またすぐ戻ってきてくだされ🙏🙏🙏#GunsNRoses pic.twitter.com/zD0s2m5QVz
横浜のAXL 2025
— sin🏴☠️ (@southern_cross1) May 5, 2025
素晴らしかった🤘#GunsNRoses #ガンズアンドローゼス #Kアリーナ pic.twitter.com/uxdtFnouwz
ガンズ来日公演終了〜
— NEZU-METAL🔥チェケラ (@nezu_metal) May 5, 2025
2年半ぶり?3回目の参戦🔫🌹☠️
もうこれが最後なんじゃないか?って毎回思って参戦してるけどメンバー皆んなパワフルで当分終わりそうにないw
LIVE最高でした!#ガンズ・アンド・ローゼズ#GunsNRoses pic.twitter.com/2CROsCPeaD
最高なSHOWだったな‼️ pic.twitter.com/crCeOoanUV
— pstagram@OORer (@pochioffic49206) May 5, 2025
ダンシングスーちゃん
— Yoko Shiratama (@yoko_shiratama) May 5, 2025
何千回も聞いたであろう夫の演奏に、こんなに楽しそうに踊る美しい妻 本当に素敵なご夫婦で尊すぎる pic.twitter.com/zhTNZhquHj
LEVEL7からの
— masa🐈 (@Euphoria6_6) May 5, 2025
"You Could Be Mine"
この曲以降ドラムはずっとこんな感じに聴こえてました。
それまでは問題無かったのに何故… https://t.co/SHZreGhVeD pic.twitter.com/75MDhlecbL
まとめ:ガンズ・アンド・ローゼズは心の安定剤
【出典】Guns N’ Roses (@gunsnroses) Instagramより
今回初めてガンズ・アンド・ローゼズのライブに参加した。1985年の結成から今年で40年、メンバーも60代前後であるものの一才妥協しないロックな姿は全くブレない。ファンの方もライブ前から会場周辺では賑やかで、9割以上の方がガンズのバンドTシャツを着ていたり、丸一日お祭り状態でロックな日であった。
改めて感じたのは、ライブ体験はサブスクや高音質のデバイスでは味わえられない五感で体感できる良さがあるということ。心地よさというか、潜在的に我々のDNAが求めているというか、目には見えない必須要素があのアリーナ内には存在している。ある意味、ストレス解消ができ健康的でいられる”心の安定剤”のようなものだろう。
一夜限りの至福のひととき、ジャングルからパラダイスになったあの場所へ再び連れていって欲しい。





