80年代
PR

【一夜限りの来日】ガンズ・アンド・ローゼズがKアリーナ横浜で見せた最高な瞬間5選【Because What You Want & What You Get Are Two Completely Different Things】

axlcity
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

先日ワールドツアーの一環で一夜限りのライブを行ったガンズ・アンド・ローゼズ。昼過ぎから3時間待ちのグッズ物販に並び、深夜に帰宅するという一日ガンズ三昧のこどもの日を過ごした。本記事では、ライブ初参加の私の視点で最高だった瞬間を5つ紹介する。

この記事でわかること/おすすめな方
  • ガンズ・アンド・ローゼズのライブのハイライト
  • 洋楽をとことん楽しみたい方

ライブの全貌は「【ライブレポート】ガンズ・アンド・ローゼズの一夜限りの来日公演「Because What You Want & What You Get Are Two Completely Different Things」に行ってきた感想」で記事におこしているので、合わせて読んでもらえると幸いだ。

合わせて読みたい
【ライブレポート】ガンズ・アンド・ローゼズの一夜限りの来日公演「Because What You Want & What You Get Are Two Completely Different Things」に行ってきた感想
【ライブレポート】ガンズ・アンド・ローゼズの一夜限りの来日公演「Because What You Want & What You Get Are Two Completely Different Things」に行ってきた感想
スポンサーリンク

演出①:凝った映像美

【出典】ブラックブラック.com (@Imapessimist1) Xより

ガンズのライブは基本時間通りに始まらないというのは毎度のこと。噂には聞いていたし、ライブに3回行ったことがあるという隣にいたファンの方の証言からもそう分かる。ただ、オーディエンスを退屈させない映像作りには心を掴むものがあった。18時の開演時間からライブ開始までの間には機械仕掛けの十字架が映し出され、時折ツアータイトルのアニメーションが動き出したり、赤い小人たちが時間経過とともに集まり出すという変化を見せる。

演奏中も曲ごとに違う映像が流れるのだが、必ず骸骨と薔薇は登場させるという共通点がある。個人的に一発目の “Welcome To The Jungle”のジュークボックと投げられるダイスの演出、”November Rain”の雨が降り頻るなかキャンドル、骸骨、十字架への移り変わる映像、”Nightrain”の疾走感あるテーマパークの演出が最高だった。

演出②:ダフ・マッケイガンの歌う「Thunder And Lightning」

【出典】たけを (@take_takewo)/オッチー (@occhiy1215) /ziggy (@ken_ziggy)/i-nori (@musicbox_rock) Xより

こちらもライブでは恒例のこと。ダフが歌うパートはパンク系の曲が多く「Attitude」を歌うのかなと思っていたのだが、この日は「Thunder And Lightning」を披露。

【出典】Thunder And Lightning|Thin Lizzy Official|YouTubeより

正直曲は知らなかったのだが、調べてみるとシン・リジィのカバー曲だそうで、ライブで披露されるのも初のことらしい。増田勇一さんの記事「ガンズ・アンド・ローゼズ、2025年来日公演レポ:名曲の宝庫と比類なきロック・アイコンの集合体」によれば、ジョン・サイクスの追悼の意味も込めているのではないかという考察もされている。

【出典】Thin Lizzy (@thinlizzy) Instagramより

ジョン・サイクスは2009年にバンドに迎えられるのではないかという話もあったそう。またアクセル・ローズの肩にはシン・リジィのアルバム『ブラック・ローズ』のタトゥーも彫られ、昔のライブではノースリーブのバンドTシャツを着ている。こう見ると意外とガンズとシン・リジィに接点があると分かる。

【出典】Thin Lizzy (@thinlizzy)/W.Axl RoseGuns N’ Roses Gn’R (@official_axlrose) Instagramより

つる
つる

下の動画ではタトゥーについて語っているよ。

【出典】Paul (@nightrain_rose) Xより

【出典】Guns and roses fans (@guns.and.roses.ig) Instagramより

演出③:スラッシュのギター・ソロ

【出典】Toshie Sasaki (@tako217) Instagramより

スラッシュのソロを生で初めて聞いたのだが、演奏技術も表現力もずば抜けている。縦に持ちながら弾く絵になる場面はもちろん、トーキングモジュレーターを使ったり、「Welcome To The Jungle」の後半のボトルネック奏法も実際に見ると、どの様に音を出し表現しているのかまじまじと堪能できた。ライブの後半ではステージ中央で寝そべりながらギターを弾くシーンもあり魅せることも忘れていない。

【出典】Toshie Sasaki (@tako217) Instagramより

【出典】spwonderboy (@spwonderboy1) Xより

ただ1番の見せ場はブルース・メドレーだろう。ブルースとメタルの融合のさせ方が最高で、フレディ・キングやヘンリー・マンシーニなどの曲を演奏。そのまま「Sweet Child O’ Mine」へ繋がる展開も見事で、グッと心に刺さった方も多いだろう。

メドレーで披露した曲

演出④:ニュー・ドラマー参加の初ステージ

ガンズ・アンド・ローゼズ来日公演 Guns N' Roses Tour 2025 Because what you want & what you get are two completely different things Kアリーナ横浜

【出典】川崎りょう (@R__Y__O) Xより

新ドラマー、アイザック・カーペンターがガンズのメンバーに加わって初めてのステージ。ライブ初参加の私にとって1番親近感が湧くのはこの人物だ。3時間ずっと上半身裸で、終始ニッコニコのアイザックのドラムは力強さよりもオリジナルに忠実な再現力がいいと思った。この特徴からはどこか初代ドラマー、スティーヴン・アドラーのような風格も感じられ新旧バンドがうまく相互作用していた。

演出⑤:アクセル・ローズの男気と日本愛

【出典】Guns N’ Roses (@gunsnroses) Instagramより

60歳を超えているのにも関わらず、シャウトできるのは本当にすごい。一方、確かに声が掠れたり、所々音程がズレたりする場面も見られたのだがMCもほとんどなしで3時間歌い切るのは尋常ではないことだ。このアクセル・ローズという漢の男気、ロックの生き様を節々から感じ取れた。

【出典】betalebeis (@betalebeis) Instagramより

【出典】Nori Muramatsu (@nori_jpnhm) Xより

また彼の衣装にも注目が目に行く。ペイズリー柄が描かれたレザージャケットだけでなく、背中に“SATOSHI NAKAMOTO” と書かれたフランネルシャルとライブ終了後には、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と旭日旗がデザインされたレザージャケットを羽織っており、何度も自慢げに見せつける姿からアクセルの日本愛を感じられた。

【出典】kyoko (@teacherkyo)/Mysato (@MysaPanda) /Yoko Shiratama (@yoko_shiratama) Xより

ちなみに”SATOSHI NAKAMOTO”のフランネルシャツはX上ですぐに特定され、まさかの完売になっていた。

まとめ:ガンズ・アンド・ローゼズは心の安定剤

【出典】Guns N’ Roses (@gunsnroses) Instagramより

今回初めてガンズ・アンド・ローゼズのライブに参加した。1985年の結成から今年で40年、メンバーも60代前後であるものの一才妥協しないロックな姿は全くブレない。ファンの方もライブ前から会場周辺では賑やかで、9割以上の方がガンズのバンドTシャツを着ていたり、丸一日お祭り状態でロックな日であった。

改めて感じたのは、ライブ体験はサブスクや高音質のデバイスでは味わえられない五感で体感できる良さがあるということ。心地よさというか、潜在的に我々のDNAが求めているというか、目には見えない必須要素があのアリーナ内には存在している。ある意味、ストレス解消ができ健康的でいられる”心の安定剤”のようなものだろう。

一夜限りの至福のひととき、ジャングルからパラダイスになったあの場所へ再び連れていって欲しい。

created by Rinker
ユニバーサル ミュージック
¥2,009 (2025/5/12 17:13:17時点 Amazon調べ-詳細)
Xからの読者コメント&フォローをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
管理人:つる
管理人:つる
音楽ブロガー/イラストレーター
音楽に取り憑かれたロックン・ロール信者。中でもとにかく洋楽が好きで365日毎日聴き続けている。大学生の頃アメリカ留学中に受けた授業「ロックの歴史」に感銘を受け、そこから"次世代の小林克也"を目指すようになる。

CD、カセット、レコードなどアナログで鑑賞しアルバムを手に取ってはニヤニヤする変態。特技は80年代洋楽をミュージックビデオと共に1時間鑑賞する事。

日本全国、いや全世界にロックを必修科目にさせるべく日々魅力的な記事を投稿中。 寄稿などのお仕事はお問い合わせからお願いします。
記事URLをコピーしました