【英語学習】イマージョンラーンングの9ヶ月目の経過報告

この記事では2024年10月から行なっている英語イマージョンの経過を追ったものだ。過去には3ヶ月目の変化、6ヶ月目の変化も書いているのでぜひ合わせて読んでいただけると幸いだ。
9ヶ月目の変化(6月〜9月現在)
さてイマージョンを始めてから基本的にはインプットをメインとして学習をするめてきたのだが、やはり目標はしゃべりたい、オリヴィア・ロドリゴにインタビューしたいという目標があるので、話すと言う練習をメインに取り組み始めた。ただ前回の記事にも書いたように、概念化やそれを瞬時に文章化するのに苦労したのも確かだ。
結論から言うと、これを書いている9月現在では、言い慣れたテーマや事柄なら比較的体系立てて物事を言えるという状態だ。以下は6月〜9月の3ヶ月間で行なったもの。ぜひ参考にして、取り組んでみてほしい。
取り組んだこと
独り言英会話と基礎の再学習
よく効率が良いと言われている独り言英会話を取り組み始めた。
やり方は簡単、スマホの自撮りでただカメラに向かって話しているのを録画すること。最初は自己紹介や目についたもの説明する(情景描写)練習を始めてみるのだが、やってみるとわかると思う。急に話せと言われても案外難しく、日本語でもなかなか言えなない。例えば友達や読んだ本についても何がよかったとか瞬時に言語化するのは意外と難しい。また、論理だった起承転結のある文章の構成や英文の構成に戸惑いを感じることがいることに気がついた。
そこで解決するために以下のことを始めた。
- 言えなかったことをメモする
- 英文法の再学習
言えなかったことをメモするのは必須と言っても過言ではない。なぜならそれは自分が自発的に言いたかったことだし、その時にメモしないと確実に忘れてしまう。
例えば、私の場合「ブラックベリーはブルーベリーよりも食べ応えがある」の食べ応えってなんて言うんだろう、と分からないものはスマホにすぐメモした。さらに調べた単語や表現は文章単位で英文に書いておくことで、自分の感情と情景がリンクして頭に入りやすいのでおすすめする。
言えなかったことをメモすると言うこと、最小単位の文章で覚えておくことは他の方も言っており英語キュレーターのセレンさん(現「TEPPEN ENGLISH」の事業責任者)がYouTubeでも話している。シンプルな文章で覚えておいたほうがいいと言いそうだ。
録画を見返して気がついたのは話す際、この表現を言うときってこの構文で良いんだっけ?、となることが発生したり、突っ掛かりがあったり、フィラーワード(you know, likeなど)の連発している自分のクセに気がつくことができた。
そこで改めて基礎に戻り、再度総合英文法書で英文法を学習し始めた。私は元々持っていた『Forest』(現在は廃盤)を使ったのだが、『Evergreen』もフォントやイラストのデザインが多少違うくらいで、例文や説明文が全て同じなので、これから学習する人にはどちらでも良いと思う。

学習定着のために3枚のしおりを使ったこの勉強の仕方もおすすめなので要チェックだぞ!

文法書は2周はしたよ〜
英語ジャーナル・日記&音読
正直この方法は舐めていた。と言うのもジャーナルってスピっぽくてバカにしていたところもあったから。しかし、百聞一件に知らず、実際にやってみると思考が整理されるのが目に見てわかった。今日何をして、どう感じて思ったのかを言語化できるので非常に助かる。またスピーキングの概念化から文章化のフェーズに非常に役立つのもわかった。
下記にあるYouTubeの動画や書籍もいくつか参考にさせてもらったが、私はこれらを混ぜたハイブリッド型で取り組んだ。以下はそのやり方だ。
- 言えなかったことを文章でメモする
- 将来これ言いたいなと思うことを書く
- 決めたテーマやマインドマップを参考にPREP法、PEO法で文章を書く
- 日本語で書いた文章をシンプルな文に変更し、英作文
- ChatGPTやネイティヴに添削
- 最低30回、50〜100回感情を込めて音読

DAISOで買ったカウンターで数えて音読したよ
英会話カフェに参加
前回の記事でネイティヴとの会話をしていると書いたのだが、やはり日本との時差があるため定期的に会話することが難しくなってきてしまった。そこで見つけたのは英会話カフェ。偶然地元を散歩中に見つけたもので、これは行かなくては、と言うマインド、というより、もしかして参加しろって誰かが言ってるのではという暗示だと思ったので直ぐに参加してみた。
幸運なことに家からも近く、かつ無料で2時間話せるというものなのだが、これが楽しい。またここはアウトプットをする場所だと意識して積極的に話すのを心がけている。もちろん会話のトピックも設けられているが、会話後のスモールトークなどもするようにしている。
オンライン英会話も主流だが、リアルな場での雰囲気も緊張感があり良いので、見つけてみるのも手だ。
ChatGPTとの会話&添削
ChatGPTは正直無料版でも十分だ。もちろん課金した方がいいが、英文の添削と会話はすばらいいクオリティ。実際に自分で書いた英文をChatGPTに添削させ、ネイティヴの友人に見てもらったのだが、99%正確だそう。
会話においても、レベルは中級以上の方なら練習相手にはすごくいい。話していくうちに話のテーマをどんどん深掘りしていったり、返答していく中でうまく言えなかったことなどを後で調べて学習できるのもいい。

the が抜けたり、もっとシンプルにした方がいい文章もあったよ
視聴したYouTube動画・チャンネル紹介
最近はとにかく面白そうだなと思った動画を見るようにしている。ただドメイン(ジャンルやテーマ)を絞ったコンテンツを見るとその界隈・業界の言葉だったり、よく使われるフレーズや言い回しがいろんな場面で出てくるので自然と聴き慣れることができるのも利点だ。今回は特に面白いと思ったチャンネルをいくつか紹介する。
The Rock
WWEスーパースター、ザ・ロック、またはハリウッド俳優ドウェイン・ジョンソンの名で知られるスーパースターの公式YouTubeチャンネル。The Rock Reactsというコーナーでは過去の試合や作品を振り返るというもので、長さも10分前後と見やすく個人的におすすめ。
上の動画は彼のハリウッド・デビュー作『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のスピンオフ作品『スコーピオン・キング』を一緒に見ながら振り返るというもの。途中でdailiesという映画業界の専門用語が登場したりするので、映画好きにもおすすめ。
Dylan
Dylan Huynh さんは 「HyperPlays」というゲーム実況チャンネルのメンバーの1人。紹介するチャンネル「Dylan」は食べ物に特化したYouTubeチャンネルで、アメリカだけでなく世界中のレストランを食べ回りレビューしている。
特筆しているのは風変わりなレストランを訪れていること。例えば上記にあるように全米にある変わったレストランを訪れて実際に行く価値があるかどうかをレビューしている。他にもルート66のレストランを全部巡るという企画があったり、日本に来てレビューしている動画もあるので、料理系の英語や学びたい方食文化が好きな方におすすめだ。
SkyCorp Home Video
「SkyCorp Home Video」は80、90年代を彷彿とさせるVHSスタイルの動画をあげているチャンネルだ。主に社会風刺を描いたブラックコメディ、ユーモアの効いたバカっぽい内容のものが多い。一つあたりの動画の尺も短めで、英語字幕も正確、レトロ風な世界観が好きな方におすすめだ。
上記にあるのは「女子をデートに誘う方法」というマニュアル動画なのだが、まさかのどんでん返しがあるので是非見てほしい。

他にも「KAREN」への対処法っていう動画が面白いよ
Tokyo Cheapo
続いては「Tokyo Cheapo」。日本在住の外国人の方が日本の各地域、お店などを紹介するチャンネルで、日本の文化を英語で知るのにはもってこいのまさに一石二鳥のYouTubeチャンネルだ。個人的には上記の動画に登場するパトリシアさんの動画が好きで、モノマネ(ミミッキング)の練習の参考にさせてもらっている。
日本のことを説明したい人、英語で日本を学びたい人、ツアーの仕事をしている人におすすめなチャンネルになっている。
AVA Pop Culture
「AVA Pop Culture (American Vintage Pop Culture)」は映画監督で俳優のチェイス・スミスさんが運営しているYouTubeチャンネル。主に80、90年代のホラー映画やB級映画をメインにした発信をしており、その辺のジャンルが好きな人にはたまらないだろう。英語学習者目線で見ると、彼の英語は結構ハッキリ話しており、話す速度も比較的ゆっくりめなのでリスニングが苦手な方におすすめだ。
これ以外にも海外ドラマや洋画を見始めた。
まとめ:英語学習は自己投資
今回はイマージョンの9ヶ月目の経過と学習過程をまとめてみた。初期のイマージョン学習に加え新たに始めた英語日記や独り言英会話、英会話カフェでのアウトプットの習慣は自分の英語力をさらに磨いてくれている。
正直いまだに知らない単語は多いし、聞き取れない
少しでも参考になったとか、英語学習のモチベーションを高めてくれると思ってもらえたら幸いだ。