【ファッション】ジョニー・デップが掛けている眼鏡、ジュリアス・タート・オプティカルのARをレビュー【映画『シークレット・ウィンドウ』】
眼鏡を掛けている方なら誰しもが一度は思うことがある。あの芸能人、あの歴史上の人物、あの映画の登場人物が掛けている眼鏡はいったいどこのブランドのものなのだろうかと。そんな眼鏡は、ある種その人物の印象を決定づけするファッションアイテムと言っても過言ではない。
今回はそんな眼鏡の中でも特にジョニー・デップが掛けている眼鏡ブランドで人気なジュリアス・タート・オプティカルのARというモデルの眼鏡を実際に買ってみたので紹介する。
ジュリアス・タート・オプティカルの歴史
前身ブランド、タートプティカル
【出典】JULIUS TART OPTICAL (@julioustartoptical)|Instagramより
まずは簡単な歴史について語っていこう。
まず1948年に創業したアメリカのタートオプティカルと言う眼鏡ブランドがあるのだが、こちらのブランドが70年代後半または80年代後半頃に一度倒産。その後時を経て2004年のスティーヴン・キング原作のホラーサスペンス映画『シークレット・ウィンドウ』でジョニー・デップがヴィンテージのタートオプティカルのアーネルと言うモデルを着用していたこと、またこの映画以降、公の場に出る際やプライベートでも着用していることから一気に火がついたのが背景にある。
正式な復刻ブランド、ジュリアス・タート・オプティカルの誕生
【出典】JULIUS TART OPTICAL (@julioustartoptical)|Instagramより
一方でタートオプティカルを模した眼鏡フレームやアーネルと言う商標だけを取られてしまったりと各眼鏡メーカーが販売する中、2016年に正当な後継ブランド「ジュリアス・タート・オプティカル」が誕生する。
【出典】JULIUS TART OPTICAL (@julioustartoptical)|Instagramより
これはタートオプティカルの創設者ジュリアス・タートさんの元で働いていた甥のリチャード・タートさんとメガネデザイナーのタミー・オガラさんとタッグを組み、ちゃんとオフィシャルな復刻版を作りたいと言うリチャード・タートさんの思いがあってできたブランドだ。
外部に出回っていない当時の設計図だったりをタミーさんと共有して忠実に再現しているのが、他社の復刻モデルと違う点だ。

合口(乗せ智)の部分をあえて綺麗にすり合わせてなかったり、フロントフレームにサイズが刻印されていたり、色を忠実に再現するために生地も自社製造だそうだ

ヴィンテージのタートオプティカルで1番人気のARNEL(アーネル)は先に商標が取られてしまっているため、ジュリアス・タート・オプティカルではARというモデルで販売しているよ
ジュリアス・タート・オプティカルARをレビュー

今回私が購入したモデルはジュリアス・タート・オプティカルのARというモデル。青山にあるPRIVATE EYES & TRACKERSというジュリアス・タート・オプティカルの日本唯一の直営店で購入させていただいた。


46と44でサイズに迷ったが今回は44を選んだ。店員さん曰く、人気なのは46だそうだが、やはり少し小さめの方がよりスタイリッシュでクラシックなヴィンテージ感を漂わせることができるのでこちらにした。




掛けてみた第一印象はやはりジョニー・デップと同じモデルを掛けているという感動が1番にくる。日本の鯖江で作られていることもあってか海外製のものよりも掛けやすい印象だ。
ただ最初は鼻にパットの跡がくっきり残るほど多少窮屈な感じはあったが、使用してから1ヶ月たった今は長時間の使用でない限り快適に使えている。ブリッジをワンサイズ大きい24にしてもよかっただろう。
ちなみにお値段はフレームとレンズ込みで10万円を超える。(2026年6月現在)まあまあ高額な買い物になるが、メンテナンスをすれば一生使える相棒になるだろう。
ヴィンテージのアーネルが登場する映画紹介
『シークレット・ウィンドウ』(2004)/ジョニー・デップ
1番代表格の映画といえば、2004年の映画『シークレット・ウィンドウ』だろう。主人公の小説家モート・レイニーを演じたジョニー・デップがたまらなくカッコいい。ちなみに現行のモデル、ジュリアス・タート・オプティカルのARで販売のあるブラウンクリアというカラーのモデルを着用している。
ジョニー・デップ自身はこの映画以降、衣装提供していた「フォーユア・ハート」のデヴィッド・ハートさんのもとを訪れ「アーネル」のべっ甲、ブラック、クリアなどを購入したそうだ。
『シークレット・ウィンドウ』では役作りのため大きめのモデルを着用しているそうだが、プライベートでは小さめで着用しているそうだ。サイズで言うと44mmと24mm(レンズ幅:ブリッジ/レンズ間の幅)というのが彼が掛けていることもあって、一般的にゴールデンサイズと言われている。

諸説あるけど、ジョニー・デップ自身もジェームズ・ディーンの掛けていたモデルに憧れて掛け始めたらしいよ
『グッド・シェパード』(2006)/マット・デイモン
【出典】This day in cinema (@mooveeblog)|Instagramより
ロバート・デ・ニーロが監督を務めた2作目の映画で、第二次大戦中に軍の諜報員として活躍した主人公エドワード・ウィルソンが終戦後のCIAの創設とその組織に半生を捧げたヒューマンドラマだ。エドワードを演じたマット・デイモンはブラウン/クリアの2トーンカラーの「アーネル」を着用している。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)/ブラッド・ピット
歳を追うごとに若返っていくベンジャミン・バトンの数奇な人生を追ったファンタジー映画で、主人公ベンジャミンを演じたブラッド・ピットが中年期を演じる際に着用している。

『グッド・シェパード』でマット・デイモンが着用しているのと同じカラーだよ
まとめ:一度ハマると沼る眼鏡の世界
【出典】JULIUS TART OPTICAL (@julioustartoptical)|Instagramより
2004年の映画『シークレット・ウィンドウ』。あれを観て影響を受け、当時小学生ながらZoffで似たフレーム伊達メガネを買ったのを今でも覚えている。確か五千円くらいだったかな。それくらい映画のファッションにはメチャクチャ影響を受けやすい。
劇中に登場するボロのガウンとか、湖畔のほとりのログハウスに住んでみたいとか、ファイヤーキングのグラスで毎日コーヒーを飲みたいとか、とにかくあの頃から変わらず妄想を膨らませている。それくらいタート・オプティカルのDNAを引き継いだジュリアス・タート・オプティカルの時代に流されない普遍的なモデル、アーネル及びARは世界中の人に愛されている完成された眼鏡だ。

若い頃のボブ・ディランも「アーネル」を掛けていたみたいだよ
ぜひ皆さんも眼鏡屋さんで試着してみて欲しい。きっと相棒といえる最高の一本を手にすることができるから。
