【実証実験】話題のイマージョンラーニングを3ヶ月やってみた結果がすごかった【洋楽は英語学習に役立つのか検証】

「あの歌手のMCなんて言ってたんだろう?」
人生で一度や二度ある後悔のひとつ、洋楽アーティストが来日して日本のファンに向けたとっておきの一言が聞き取れない。そんな思いは誰しもあることだ。
「新年の抱負」や「やっておけばよかった事ランキング」なんかにもよく上がってくるのが英語だ。
そして、昨今英語学習において人気が出ているのが「イマージョンラーニング」という学習方法だ。直訳すると「英語漬け」という意味で、観るもの聞くものを英語環境にするという学習方法なのだが、本当に効果はあるのか?

昔DSのゲームにあったよな〜
私自身大学受験から本格的に英語を勉強し始めて12年が経ち、アメリカ留学の経験もあるのだが、それでも得られることが多い。
実際にやってみたらすごかったのでシェアする。
イマージョンラーニングの効果
私の英語力(2024年10月時点)
まず前提情報として、私の英語力は中級レベル(Intermediate)ということを知ってもらいたい。なぜなら、バックグラウンドとしてどれくらいの英語力があるか人によって結果が違うからだ。
英語学習系YouTuberのYYYOKOOOさんの動画を参考にすると、英語レベルは以下のように定義できる。
初級者 | 中級者 | 上級者 |
ほぼ何も聞き取れない(空耳アワー状態) 文章読解もサポートが必須 | 日本語字幕のサポートがあればリスニングがなんとなくできる 英英辞書には分からない単語がある 長文読解に苦戦 | リーディング、リスニングに全く問題がない 英英辞書がスラスラ読める ネイティヴの8歳児レベル |
これと私の英語経歴を考慮して当てはめると以下のようになる。
- 1年留学経験あり
- 日常会話ができるが硬い
- 話し方が文語でアカデミック寄り
- 英語字幕があれば知らない単語や音を捉えられる
- ディベートや専門用語には苦戦
- 長文読解は知らない単語があると前後の文脈から推測できる
- 現在はメンテナンスとして英語学習を定期的行う程度
これらを踏まえ各英語レベルをさらに3段階に分けるとすると、正確には「中・中級者レベル」だと思う。
帰国してから数年たち今現在、私がしているのはネイティヴの友人とテキストで会話するくらいだ。また社会人になってから座学としての英語学習は行っておらず、趣味程度で好きなものを英語で観て嗜(たしな)む程度のことしかしていない。
では次に、どのように変化していったか見てみよう。
3ヶ月経過の効果(2025年1月)
昨年10月から始めたのだが、目に見えるように変わったのは、以下3点だ。
- リスニング力
- ボキャブラリーの数
- 学んだ単語や表現を見る機会が増える
リスニング力はある方なのだが、面白いことに感覚的なことではあるが飛躍した。事実海外で生活した時も、まず最初についたのがリスニング力だった。おそらく何度も聞いているうちに、音の繋がりとスピード感に慣れることができたのが一つの要因だと思われる。
また、ボキャブラリーの数も学習を通して増えていった。今まで知らなかった専門的な単語から頻出するフレーズがあるのかと驚いたほどだ。

後ほど説明する「Anki」というアプリで単語学習を進めていった。ぜひ参考にしてほしい!
そして1番驚いたのが、新しく学んだ単語や表現がまったく別の動画やSNSの投稿を見た時に出てくることだ。嘘のように聞こえるが紛れもない事実だ。
例えば、「A served as B」(AがBの機能を果たす/役に立つ)という表現を例にあげてみる。ホラー映画のグッズやロケ地を紹介する Sean ClarkさんのYouTube動画と映画『リトル・マーメイド』でアリエルの動きのモデルになった Sherri Stonerさんを紹介するInstagramのショート動画で使われていた。

【出典】2.3M Commanders (@historyinmemes) Instagramより

「学校の外観が撮影に使われた」「アリエルのアクションモデルの役割を果たした」という意味で使われているよ
イマージョンラーニングと洋楽は英語学習に効果はあるのか?
結論から言うと、洋楽はイマージョンラーニングに “一部” 効果はある。特に以下の効果は半端ない。
- 音のつながり
- イントネーション
- 発音
- 単語力
これは私個人の実体験なのだが、洋楽は学習したくてしたと言うより歌えるようになりたいから、結果的に学習に繋がった経験がある。聞こえてきた音の真似をして歌えるようになったことがあるので、音のつながりやイントネーション、発音は効果的であると思う。
「ベストヒットUSA」でお馴染みの小林克也さんも著書『小林克也 英語がひらいた道』の中で、ラジオから聞こえてくる音を真似しなりきった、楽しんだという経験をしたと書かれているので、洋楽を歌えるようにするのは効果的だと言える。
歌詞を見ながら歌うことで、「リエゾン」や「リンキング」といった音のつながりがどこで起きているかを視覚的に理解できる。また知らない単語を調べれば、ボキャブラリーの増加につながる。
私も高校時代にポイズンの “Every Rose Has Its Thorn” という曲をマイリー・サイラスのカバーバージョンをきっかけに知ったのだが、thorn(トゲ)という単語を知るきっかけになった。

マイリーの英語は「R」の音が結構強いから参考になるし、真似しやすいよ
洋楽による学習効率が悪い分野
音の学習と単語力向上には洋楽はもってこいだが、残念ながら効果が薄い点もある。主に以下3点だ。
- 文法
- リーディング
- ライティング
文法は一定期間集中的に学ぶのが効率的だと思う。なぜなら英語の歌詞やタイトルではルール上おかしいことも存在するからだ。
例えば、ボン・ジョヴィの “She Don’t Know Me” という曲。本来三人称に対して“Don’t” ではなく”Doesn’t” が正しい。他にも “ain’t”という表現もよく目にする。これは否定を表す砕けた言い回しだが、無教育・無教養な人が使うと一般的に認識されているのでよろしくはない。
感覚的に文法を学びたい方は、YYYOKOOOさんの著書『これでネイティブっぽ! ゲス女の英会話』を一度読んでみるのをオススメする。堅苦しい文法を格ゲーのコマンドのように落とし込んでくれているので面白い。


ネイティヴの言い回しやニュアンスを解説してくれているぞ
リーディングとライティングに関しても、洋楽を聞いて大量の英文を読めるようになったことも、書けるようになったことも残念ながら経験上ない。
留学時代の経験を踏まえると、課題で毎日のように英文を読んだり、繰り返しレポートを提出したりとこなした時期があった。

この頃は正直今よりも読み書きはできた。
これらも必要に応じた特化したトレーニングが必要だと思う。
洋楽で英語学習する際の注意点
洋楽を使った学習で気をつけて欲しいのが3点ある。必ず好きな曲で学習すること、自発的な学習が必要ということ、楽しむことだ。
- 好きな曲で学習する
- 自発的な学習
- 楽しむ
おすすめされたから、最近人気だから、簡単そうだからという興味関心の低い曲では楽しくないしモチベーションも上がらない。またボキャブラリーが増えるとはいえ、調べないと単語の正確な意味はわからないし、正しい発音を知る機会も永遠にやってこない。
実際に行った英語学習方法
ここからは、私が現在進行形で行っているイマージョンラーニングのやり方をシェアする。
- Ankiカードで追加した単語や表現を復習(5分)
- YouTubeを含むすべてのエンタメ作品を英語で視聴(2~3時間)
- 隙間時間に英語で投稿されたXやInstagramのショート動画を見る(好きなだけ)
- ウォーキング中、掃除、皿洗い中の時間にはトルミルに保存した動画を聞き流し(60〜90分)
- Ankiカード作成や調べごとの作業中は海外のラジオ、洋楽を流す(好きなだけ)
上記にあるルーティーンで現在もイマージョンを行っている。基本的なやり方は、以下の動画を参考に学習を進めた。役立つ情報が豊富なので一度チェックしてみてくれ。

今回はYouTubeを使った方法で紹介するぞ!
YouTubeとAnkiを使ったイマージョンラーニング
新規でアカウントを作るのには理由がある。普段使っているアカウントだと誘惑があり、日本語の動画が次から次へとおすすめで出てきてしまうからだ。イマージョン用のアカウントを作って英語の動画を見ることでアルゴリズムの関係上、英語の動画しかオススメに出なくなる。
- 視聴するジャンルを決め、その中から興味ある動画を見る
- 動画概要欄の1番最後にある「文字おこし」を使って字幕を表示
- 文字おこしされた文章(スクリプト)からi+1の文章を学習
- i+1の文章まで意識を100%でリスニング(アクティブ・リスニング)
- Ankiのアプリにその文章と画面のスクショを貼り付け、英英辞書で意味を調べてカードを作成する
※ i+1とは「imput +1」の略。文章の中に1つだけ知らない単語・表現がある文のこと。今の自分よりもほんの少しレベルの高い単語、熟語、文法を学ぶと学習効率が良いと言われている。
※アクティブ・リスニング:見るもの聞くものに100%意識を向けて理解しようと集中するリスニングのこと(何かをしながらはダメ)
YouTubeで英語のコンテンツをひたすら見るという作業を始める。そうすると、分からない単語や知らない表現、あやふやな文法が出てくる。この時に「Anki」というアプリに入れていく。学習しているというよりも「楽しんでいる」という意識を持つとモチベーションに左右されないのでオススメだ。
※「Anki」はパソコン版では無料で使えるのでそちらをオススメする。

- i+1というルールの中で学習する
- i+1の文章をAnkiカードに追加していく (i+2, i+4のように一文に知らない単語が2つ以上ある文章は学習対象外にする)
- +1の単語・熟語・文法などを覚えていく
- 使われている場面のスクショ、英英辞書を用いることで日本語を介さないので、英語脳にだんだんとなる
「Anki」を使うと自動的に復習するタイミングを計算してくれる。そのため忘却曲線に合わせて学習ができるので記憶が定着する。


※エビングハウスの忘却曲線:脳と記憶のメカニズムのこと。日数が経つにつれ記憶が薄れていってしまうため、忘れてしまうタイミングで学習することで記憶の定着に役立つというもの。

一回で覚えようとしないのがコツ
隙間時間、移動時間などをうまく使い毎日可能な限り、楽しみながら学習する。動画を観る際は画面を見ながらアクティブ・リスニングをする。あとはSTEP2~3を繰り返すというルーティーンをするのみ。
Anki追加の際は英英辞書の他に、YouGlishも活用しよう
Ankiを追加する時、以下のようにそれぞれの項目を埋めていく。i+1が単語の場合は英英辞書を使って、発音記号と英語で書かれた意味をコピペしよう。

- センテンス: i+1の文章
- 日本語の意味:該当箇所の意味 or 文章の和訳
- 画像:該当部分のYouTube動画やSNSなどのスクショなど
- 語源:知らない単語、熟語、文法の説明(英英辞書のコピペ)
※Tagは特に使う必要はない。
発音記号は『英語「発音記号」の鬼50講』という本を教科書に学んだ。わかりやすい説明と例えが書かれており、感覚的に理解できる上、お手本の動画もあるので一家に一冊は置いておきたい。
YouGlishというYouTube上にある単語や表現を検索できるサイトがある。検索窓に単語やフレーズを入れて検索すると、該当箇所が黄色でハイライトされる。活用すると他の場面ではどのように使われているかを理解を深めることができるし、発音の練習にもなるのでアウトプットをすることも可能だ。


発音に特化した英語学習系YouTuberのだいじろー Daijiroさんも発音練習ルーティンで使っているそうだよ!
【発音/用法確認】
【英英辞書/英和辞書】
分からないものは、YouTubeや語学系のブログなどGoogle検索したり、ネイティヴの友人に聞いたりして学ぶこともよくある。
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— トルミル (@Tolmil_iOS) February 3, 2025
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【出典】トルミル (@Tolmil_iOS) Xより
YouTubeの動画を保存し、通信料を気にせずに外出先でもリスニングができるように「トルミル」というアプリを使うことをオススメする。
字幕がつけられないのが欠点だが、ダウンロードは無料、バックグラウンド再生が可能で速度調整やリピート再生も可能なので、外出中は非常に重宝する。アプリ内でYouTubeの動画を保存する方法は以下の通りだ。





「イマージョンラーニング」っていう名前でフォルダを作れば、リピート再生できるから役立つよ!
ルーティーンとして毎日隙間時間にアクティブ・リスニング、移動時間や朝散歩の際にパーシャリー・パッシブ・リスニング、また、ブログ記事を執筆中などには海外のラジオや洋楽を流しっぱなしにし、パッシブ・リスニングを行っている。
各リスニングの種類および説明は下記の通りだ。
- アクティブ・リスニング:自分の意識が100%動画や音声に集中している状態でのリスニング。
- パーシャリー・パッシブ・リスニング:いわゆる「ながらリスニング」で意識は99%〜1%と振れ幅が広い。(例:掃除中、皿洗い中など)
- パッシブ・リスニング:完全にバックグラウンド再生で意識まったく向いていないリスニング。(例:睡眠中、勉強中、読書中など)
参考:【留学なし】字幕なしでドラマを見れて英語を話せるようになった方法|ユートのチャンネル|YouTubeより
イマージョンラーニングで使ったおすすめYouTube動画4選
ここでは実際に英語学習に使ったYouTube動画を紹介する。

コンテンツ探しに迷った際は普段見ているジャンルを英語にするのがオススメだよ!
1. The Tonight Show Starring Jimmy Fallon
Jimmy Fallonがホストを務めるトーク番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』の公式YouTube動画。歌手や俳優など多くのセレブとのトークに加え、Jimmyのリアクションや面白い受け答えが参考になる。
- 受け答えの反応やユーモアが最高
- Jimmyの英語が聞き取りやすい
- 最新セレブの話が聞ける
- 比較的動画が短いので反復学習しやすい
おすすめ度:
2. Vogue
ファッション雑誌『Vogue』が運営する公式YouTubeチャンネル。ファッション、メイク、食事、バッグの中身紹介などを主にあげており、メイク関係の動画が人気がある。
- 73の質問シリーズにあるように、自然な質問の仕方や受け答えが学べる
- メイクや美容関連が好きな人
- YouTubeの自動字幕が優秀
おすすめ度:

この動画を見たリアクション動画もあって、さらに勉強になるぞ!
3. Sean Clark
ホラー映画のグッズやコレクション、ロケ地を紹介する動画をあげているSean Clark。彼の「Horror’s Hallowed Grounds」シリーズでは、ホラー映画の聖地巡礼としてロケ地を訪れ、関係者や俳優たちとの裏話が聞ける。上記にあるのは、映画『エルム街の悪夢』のロケ地を巡った動画。
- ロケ地ごとにシーンが切り替わり説明が入るので、印象に残りやすい
- ホラー好きや洋画好きはうってつけ
- 話す速度がノーマル
- 日常会話で使えるフレーズがよく出る
おすすめ度:

“interior” や “exterior” といった単語が口癖のように頻出するので自然と覚えてしまったよ
4. Variety
老舗エンターテイメント雑誌『Variety』の公式YouTubeチャンネル。映画をメインに扱っている雑誌だけあり、ハリウッドスターたちのインタビューや裏話が豊富だ。特におすすめなのは「How Well Do They Know Each Other」というシリーズ。共演者がどれくらいお互いのことを知っているかをポイント制で競うゲームなのだが、つい興味津々で見てしまう。
- 映画好きな人に刺さる
- 一本の動画が長すぎない
- YouTubeの自動字幕が比較正確
おすすめ度:
基本的には興味があるジャンルを探してみてほしいが、YouTubeの字幕の自動生成がミスっていることがある。そのような時はすでに動画内に字幕がつけられているもの、字幕をONにしたときに音声よりも先に字幕ができているものがオススメだ。

後者は公式マークのついたYouTubeチャンネルとかに多いよ!
イマージョンラーニングをする際の注意点
3ヶ月イマージョンラーニングを継続しているのだが、以下のような注意点がある。
- 完璧主義になりすぎない
- 調べるくせをつける
- 同じ動画に執着しすぎない
1. 完璧主義になりすぎない
普段学校や仕事をしていれば、忙しかったり眠かったり、体調や気分の浮き沈みで学習ルーティーンが崩れるときもある。また「隅から隅まで理解しなくてはいけない」と厳しすぎると疲れてしまい「楽しく学習する」という意識が薄れてしまう。イマージョンラーニングをやらなくなってしまうと本末転倒だ。
2. 調べるくせをつける
めんどくさいと言って、横着して単語や表現を調べないといつまで経っても、ただの音としての認識、文脈から推測した何となくの意味でしかない。つまり正確な意味を知る機会がないのだ。
ただ、だるい時は誰でもある。そういった時は英和辞書を使って日本の意味を知ろう。「i+1」というルールの中で少しずつ負荷をかけ、手間はかかるが単語の意味、表現の用法、文法の構造などを調べていってほしい。
3. 同じひとつの動画に執着しない
これは私がやってしまった失敗からの学びなのだが、ひとつの動画を完璧に理解しようと執着すると、違うシチュエーションでどんな風に使われているのか知る機会が減ってしまう。たくさんの英語に触れるというイマージョンラーニングの良さが薄れるので、6〜7割くらい何を言っているのか理解できたら、次のコンテンツに移ろう。
下記の動画でニックが話しているように、5回くらい見たら別の動画でイマージョンするのがいいはずだ。

ユートさんの動画で挙げられていたように、モチベが高い時にやめそうになるであろう回数と理由、自分へのメッセージをメモに書いておくと後押しされるよ。

「なんのために英語を勉強しているのか」目的意識を再認識するきっかけになるよな
イマージョンラーニングの参考YouTube動画紹介
イマージョンラーニングをする上で参考にさせてもらった動画をいくつか紹介する。
【まとめ】英語イマージョンは忍耐との勝負
ここまでイマージョンラーニングを3ヶ月行った結果と学習方法、おすすめ動画などを解説、紹介をしてきた。英語漬けで楽しく学ぶことが醍醐味なのだが、1つだけしんどいことがある。
- 工程に手間がかかるので、忍耐力が必要
知らない単語を調べてAnkiに入れ、スクショをするなど工程がめんどくさい。語学習得にも時間がかかる忍耐力が必要だ。そのため、英語に限らずイマージョンをする方は以下のことを念頭に入れてほしい。
- 目標を立てる
- 情熱をもつ
- 楽しむ
どうしても忙しい中学習するので、目標を失いがちだ。私自身も知らず知らずのうちに、ただ作業感覚でAnkiカードを作っていたこともあった。目標を立てる時は、より具体的であることが望ましい。曖昧ではやめてしまうからだ。
そこで、私は以下の目標を設定することにした!
- オリヴィア・ロドリゴ (Olivia Rodrigo) にインタビューするため
- 洋楽アーティストのライブMCを一語一句理解するため
「はっ、何言ってんのお前」と笑われる方もいるかと思うが、私はこの目標を絶対に叶えたいと思っている。フィルターを通さずに英語を英語のまま、純度100%理解したいのだ。
具体的な目標を立てて、語学を身につけたいい例を紹介しよう。Netflixのドラマ『ONE PIECE』でルフィー役を演じたイニャキ・ゴドイは、原作者である尾田栄一郎と日本語で話したいからという目標を立てて、日本語を習得した人物でもある。
彼がイマージョンで学んだかは定かではないが、TikTokにある動画を見ると、ふりがなの振られた児童書を読んで分からない単語をノートに書き留めてから、再び読むといったことをしている。具体的な目標を立てて第二言語を喋れるようになった良い例だろう。
日本人の英語力に関しては、100万人以上の登録者を誇る園芸YouTuberのカーメン君もXでこんなことを呟いている。
昨日リンキン・パークのライブに行って改めて感じたが
— カーメン君@園芸超人 (@masterKahmen) February 12, 2025
日本人の英語力のなさに自分でもガッカリする。こんなに英語話せない先進国ってないんじゃないかな?
僕ら世代はともかく今の若者でもほとんど英語話せる人っていないですよね。
これって地味に結構ヤバいと思ってます。…
【出典】カーメン君@園芸超人 (@masterKahmen) Xより
洋楽の魅了を発信するのと同時に英語を鍛え上げ、多くの方に届けたいと活動している。自分の英語力が上がればその魅力を広められるし、洋楽と英語の掛橋になれるはずだ。
まだまだ、私自身も上級レベルとは全然言えない。聞き取れるけど自然と口に出るかは英語は曖昧だし、初見で見る動画や海外ドラマ、業界が変われば、わからないものは分からん。イマージョンラーニングは現在進行形で行っているので、追って経過報告を記事にするつもりだ。
もしこの記事が役に立った、面白かったと思ったら幸いだ。
それでは、SEE YOU NEXT WEDNESDAY