【最後の来日ツアー】シンディ・ローパーが見せた最高の瞬間5選【Girls Just Wanna Have Fun Farewell Tour 2025】

45年に及ぶシンディ・ローパーの最後の来日ツアー「Girls Just Wanna Have Fun Farewell Tour」に先日行ってきた。72歳を目前にしているのだが老いを感じさせないポップでロックな最強ガールの歌声は健全。引退というには非常に惜しいくらいだ。本記事ではそんな彼女が見せた最高の瞬間を5つ紹介する。
ライブの全貌はレポート記事「【ライブレポート】シンディ・ローパー最後の来日公演「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン・フェアウェル・ツアー」に行ってきた感想」で詳しく書いている。ぜひそちらも合わせて読んでいただけると幸いだ。

演出①:音楽とアートの融合したステージ
🌈#CyndiLauper来日公演
— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) April 22, 2025
4/22日本武道館よりお届け🇯🇵#シンディ・ローパー キャリア最後の東京公演初日が大歓声に迎えられて先ほど幕開け✨
スクリーンに映し出されたのは時代を切り開いてきた唯一無二のポップ・アイコンの自由奔放な軌跡を辿る美しいコラージュ🌈 pic.twitter.com/AzWR1mXbKw
【出典】ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) Xより
1920年代〜1930年代に起こった「リヴィング・アート」という芸術運動にインスパイアされたという今回のツアー。冒頭で今まで実現できなかったことを作り上げることができて嬉しいと語ったシンディ。そんな彼女が披露したのは”音楽とアート”というステージだった。
40年以上に渡るキャリアを総括する冒頭の映像から、ステージには60年代風のサイケデリックなカラーを使ったデザインや大自然の素晴らしさや疾走感を感じさせるスケールの大きい映像美を堪能できた。
また映像だけでなく、シンディの全身で表すダンスやアリーナ席にある特設ステージでは、Daniel Wurtzelとコラボしたアートと「True Colors」が融合する瞬間を間近で見ることができ、ミュージシャンと芸術家の二面性をのぞかせ新たな領域へと挑戦した。
演出②:デザイナーとコラボした衣装
音楽とアートが融合したステージではやはりシンディが着ていた衣装にも目がいく。約2時間のショーの中では合計7着に着替えており、どれも彼女のカラーが出ており魅力的なものだ。

動きやすさとグラマラスの両方を兼ね合わせたものだそうだよ
冒頭から「When You Were Mine」まではジェフリー・マックがデザインしたシルバーグレーのセットアップで登場、「I Drove All Night」からアシンメトリー・ドレスをプロジェクタースクリーンのように使い車を投射させていた。
【出典】Geoffrey Mac (@geoffreymac) Instagramより
【出典】Cyndi Lauper (@cyndilauper) Instagramより
Cyndi Lauper FAREWELL TOUR
— マッピー (@mapimapimappy) April 23, 2025
日本武道館🇯🇵 「I Drove All Night」 この曲をリリースした当時、車を女性が自ら運転する映像や画像はほとんど無くこのMVは衝撃的だったと。。女性の地位権利向上の支援を続ける彼女らしいエピソードを話してくれました😊#CyndiLauper #シンディローパー… pic.twitter.com/eUPMavyUXD
【出典】マッピー (@mapimapimappy) Xより
「Iko Iko」の演奏の際、上手側の床から登場したシンディは黄色のウィッグとフリルの付いた赤い上下セットアップに着替えている。こちらはクリスチャン・シリアーノというデザイナーが手掛けたもので、ステージ上では彼のデザインした黒のドレスにも着替えている。

最近だと映画『ウィキッド ふたりの魔女』のプロモーションで来日したアリアナ・グランデとシンシア・エリヴォにドレスをデザインしているよ。
【出典】Christian Siriano (@csiriano) Instagramより
シンディ・ローパー最終ツアーの日本公演。最高で言葉にならない。
— 月夜野 (@tsukiyono_) April 25, 2025
ありがとうありがとう😭😭😭#CyndiLauper #シンディーローパー #シンディ・ローパー #CyndiLauper来日公演 pic.twitter.com/VVAQsTtaTj
【出典】月夜野 (@tsukiyono_) Xより
【出典】rinrin (@rinrin_rain) Instagramより
着替えた後にはバックステージでの寸劇が始まり以下の写真にある様にジャケットに黒の下着がデザインされた衣装を身に纏って登場。
【出典】snowy_moon_jp (@snowy_moon_jp) Instagramより
アンコールの「Shine」と「Time After Time」ではパットの付いた白黒のセットアップで登場。最後の「Girls Just Want To Have Fun」では草間彌生さんとのコラボで白地に赤の水玉という日本要素を取り込んだ衣装で幕を閉めた。
🌈#CyndiLauper来日公演
— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) April 22, 2025
4/22日本武道館よりお届け🇯🇵
名曲「True Colors」✨
⁰「ありのままのあなたが本当に美しいの」
永遠に色褪せない、シンディから優しく、力強いメッセージをずっと胸に刻んでおきたいですね♪ pic.twitter.com/Ac2oil6i5R
【出典】ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) Xより
シンディローパー東京公演2日目ですね😊こちらは大阪公演から草間弥生コラボの衣装に舞台上で着替えて、 「Girls Just Wanna Have Fun」です😃興奮したので、結構画面がぶれてます🤨何も言うことないですね😍#CyndiLauper pic.twitter.com/QWJw5Q3nsB
— Yoshikiyoshiki (@Yoshikiyoshik16) April 23, 2025
【出典】Yoshikiyoshiki (@Yoshikiyoshik16) Xより
【出典】yayoikusama (@yayoikusama) Instagramより
演出③:MCに初の通訳を採用
シンディ、愛と感動をありがとう🫶
— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) April 25, 2025
今宵、武道館で有終の美✨
“自分らしさを貫き続けた”永遠のポップ・アイコン #シンディ・ローパー のキャリア最後のJAPANツアーが日本武道館でフィナーレを迎えました🌈
笑顔と光と大歓声に包まれた今夜のセトリプレイリストを公開しました🎵✨… pic.twitter.com/AWvfM5bPjB
【出典】ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) Xより
他の国でのライブではどうかは分からないのだが、シンディのMCに通訳が採用されていた。とにかくおしゃべりなシンディはつい通訳さんのことを忘れてしまうほど。曲に込めた想いや昔のエピソード、日本への愛を語ってくれてた。

最後はシンディに呼ばれて、ステージの中央でメンバーと一緒に挨拶をしていたよ!
ちなみにXの投稿などからわかったのは、通訳は染谷和美さんという方。長年洋楽の歌詞の対訳などを手掛けているそうだ。
- X: Kazumi Someya (@mouthedog)
- Instagram: 染谷和美 (@mouthedog)
MCの全文字おこしを含めたライブレポートは「【ライブレポート】シンディ・ローパー最後の来日公演「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン・フェアウェル・ツアー」に行ってきた感想」で詳しく解説しているので合わせて読んでいただけると幸いだ。

演出④:「光のコミュニティ」という絆の形成
音楽ライブはアーティストとファンとの距離が1番近くなる瞬間が1番の魅力だ。コール&レスポンスはどんな規模のライブでも起こるのだが、シンディ・ローパーのライブでは歌だけでなく「光のコミュニティ」を作り上げる瞬間があった。
それはアンコール前の「Time After Time」での出来事。「スマホのライトをつけて周りを見渡してちょうだい」との言葉から会場に無数のライトが照らされると、シンディはこの瞬間のことを「光のコミュニティ」と表現。続けて「いつでも周りが暗くなった時は “自分に光を灯す力がある”ことを忘れないでね」と我々は誰しもが内なる力を持っているんだという教えを数々の困難を乗り越えたシンディから受け取ることができた。
演出⑤:年齢を感じさせないパフォーマンス
I'm Gonna Be Strong
— ストンコ (@stone_0069) April 24, 2025
2025.4.23日本武道館#シンディローパー#CyndiLauper pic.twitter.com/3HBcTkFMfD
【出典】ストンコ (@stone_0069) Xより
6月で72歳になるシンディ、彼女の歌声は80年代の頃と同じパワフルさを持ち続けている。彼女にとって年齢は単なる数字ということなのであろう。特に素晴らしかったのは「I’m Gonna Be Strong」の最後のビブラートで腹の底から湧き出るエネルギーに満ち溢れた歌声は引退をするのには惜しいくらいだ。
【出典】buntaiko (@bun_ta_iko) Instagramより
ステージ上を歩き回り、ステップを踏むダンス、そして「Money Changes Everything」での”Money”の連呼とともに転げ回る姿は老いなんか一切感じさせない。時折「アツイ〜」と言いながらも日本での4日間をやり抜いた。
シンディ・ローパーのライブに行った方の感想まとめ
4日間に渡るシンディ・ローパーのライブ。以下はSNSに投稿されたファンの皆さんの感想の一部、中には著名人の方も参加していた。
神席すぎた!!😭😭
— 👾やちょ👾 (@yachoo_1225) April 20, 2025
シンディ目の前通ったよー!!いい香りした…
パワフルな歌声、生で聴けたの本当に幸せだった!
シンディみたいに人にパワーを与えられるような人間になりたいな
#CyndiLauper pic.twitter.com/RFDy9YkiNZ
Cyndi Lauper FAREWELL TOUR 🇯🇵 ラストは草間彌生さんの衣装とアート映像の中で歌う「Girls Just Want to Have Fun」一気に青春時代にフラッシュバックして涙腺崩壊😭歳を重ねるのも悪くない✨次のチャプターを楽しもう‼️#CyndiLauper #CyndiLauper来日公演 #シンディローパー pic.twitter.com/wSvSYlFdBW
— マッピー (@mapimapimappy) April 23, 2025
Cyndi appeared right in front of us! 目の前にシンディ登場でビックリ! それに限らず、楽しいコンサートでした😄 通訳を入れてたくさん話してくれたのもうれしい。(曲は Iko Iko)
— Toshi Aizawa (@ToshiAizawa) April 24, 2025
#CyndiLauper #CyndiLauper来日公演 #シンディローパー pic.twitter.com/kwnK2QJBPD
シンディ・ローパーの武道館コンサートへ!
— らこのす (@vh3lkZsWbzlItoG) April 23, 2025
奮発してVIPチケットを購入したのでセンターステージに近く最高✨
初めてTime After Timeを聴いた時に感動し、それからファン☺️
最後のツアーとのことですが、これからも音楽イベントや観光で来日してほしい!#シンディ・ローパー#CyndiLauper来日公演 pic.twitter.com/aNU0IHVJsM
シンディ・ローパーの武道館公演、素晴らしかった!
— Taro(taro-is.eth) (@taro0525) April 23, 2025
最初はちょっと抑えてた感じはあって、2日連続は流石にキツイのかなと思ってたら後半は踊ってたし叫んでたし、寝転がるしで、70歳超えてこれは本当にスゴい!!ハイトーンは出てないとこもあったけど声量は十分でホント堪能しました!#cindylauper pic.twitter.com/uUygitlkun
Cindy Lauper FAREWELL TOUR、二日目。私にとって最初で多分最後のシンディ ローパー。
— ウシオ (@chiakichi_ushio) April 23, 2025
セトリどころか動画も画像も各方面でアップされているので、日頃の私のポリシーに反して、今回は動画でネタバレ。
聴きたい曲をほどんと聴けて、歌って(いや、要所以外はハミング)踊って、ホント最高でした! pic.twitter.com/OiH0eXmCg0
昨日はシンディ・ローパー最後の来日ツアーで武道館に行きました!
— 野下真歩 (@nositama) April 24, 2025
みんなでTime After Time歌っているときは時間が止まらないかなって思ってた。
13年のサマソニと15年の武道館と今回で人生で3回もライブで聴けたのでしあわせでした🫶
さみしいけどたくさんありがとう🌼 pic.twitter.com/ngQg2zFLol
シンディローパーさんの武道館、最高でした✨グニラ〜がかかった時は涙が出ました😭Tシャツもいかしてる! pic.twitter.com/c6q1pQ66sE
— 椿鬼奴 (@TsubakiOniyakko) April 24, 2025
こんなに前でライブ見れるなんて🥺💛💛
— ようよう (@yoyochanranchan) April 24, 2025
パワフルでかっこよくて、かわいくって、心に刺さる声!すごいライブだった行って良かった大好きです!!
写真は仲良くしていただいたファンの方々と!ありがとうございました!!
明日の感想も楽しみにしております🎤#シンディ・ローパー #CyndiLauper pic.twitter.com/8YGnHMnKTN
2025.04.19 シンディ・ローパー最後の日本公演大阪。
— モロQ (@BiSH_leamo0702) April 20, 2025
「アリガト、ジャーネー!」と手を振って去って行ったシンディ…
「永遠のガール」、永遠のポップ・アイコンのラストステージを目の前で見ることが出来て幸せでした🥹✨
こちらこそありがとう!シンディ!
お元気で‼️✨#CyndiLauper pic.twitter.com/uhWgr4yo14
『シンディ・ローパー』最後の来日公演へ。
— オオクボックス (@okubox9) April 19, 2025
46歳の僕が12歳の頃からずっと大好きで、
洋楽初ライブは高校の時に大阪でシンディ。
今回の初日の大阪も大盛況。1曲毎に感涙。
強くて優しいライブは71歳まで生きた証。
楽しく笑顔で「さようなら」ができました。
6年前の広島公演で会えた事は一生の宝物。 pic.twitter.com/TEw3V04QLq
まとめ:永遠に語り継がれるシンディ・ローパーのラストダンス!
多くの80年代のアーティストがフェアウェルツアーをする中、シンディも「Girls Just Wanna Have Fun Farewell Tour」と題した今回の引退ツアーで幕を下ろした。マイケル・ジャクソンもプリンスもいなく、80年代という黄金時代をつくったアーティストがまたひとり引退をするのは寂しい。
しかし、シンディの「次のチャプターで会いましょう」という最後の言葉にはまだまだこれから何か新たな挑戦をする様子を伺える。
来日公演終了後も日本に残り、舞台『キンキーブーツ』の初日カーテンコールにも出演、東京都庁で小池百合子知事と対談、さらに“女性洋楽アーティストによる日本武道館公演最多”記録を更新し、ロックの殿堂入りも果たした。
4/27 シンディ・ローパーさんが知事と対談①
— 東京都 観光 (@tocho_tenbou) April 28, 2025
シンディさんが都庁展望室に訪問し、小池都知事と対談しました。 シンディさんは「日本は音楽、アート、デザインの中心地。音楽を受け入れてくれる文化がとても素晴らしい」と語り、知事は「素敵な音楽に私達は元気付けられています」と話しました。 pic.twitter.com/OtFA1ITa82
【出典】東京都 観光 (@tocho_tenbou) Xより
\祝🇯🇵武道館最多記録更新🎉/
— ソニーミュージック洋楽 🌞 (@INTSonyMusicJP) April 25, 2025
遂に本日、キャリア最後のJAPANツアー最終日を迎える #シンディ・ローパー が、日本武道館の“女性洋楽アーティスト最多公演”記録を更新したことが明らかに‼️
ホイットニー・ヒューストンによる最多記録(14回)を4/23に塗り替え、本日の公演で通算16回目の最多公演達成🎊… pic.twitter.com/IF4dYQXL8C
【出典】ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) Xより
【出典】Cyndi Lauper (@cyndilauper) Instagramより
我々も彼女から受け継いだパワーを糧に新たな1ページを切り開き、次彼女に会う時までに備えておこう。
このように日々洋楽の魅力を発信しているので、SNSも合わせてフォローしていただけると幸いだ。
それでは、SEE YOU NEXT WEDNESDAY!!





